この記事では、「届出」と「報告」の違いを分かりやすく説明していきます。
「届出」とは?
「届出」とは、役場や会社などに何かしらの申し出をすることです。
「引越したので、管轄の役所に転入の届出を行った」のような使い方になり、この場合には書面によって行われます。
先のような例では、「転入届」という書類で行い、「上司に有給の届出を出す」場合には、「有給休暇届」(会社によって、多少表現が異なります)が提出されることになります。
ですが、この「届出」は口頭でも行うことができ、必ずしも書面になるとは限りません。
「報告」とは?
「報告」は、何らかの結果を伝えることです。
「上司に出張の報告を行った」のような使い方で、ビジネスでもよく用いられる表現です。
この場合にも、書面、口頭のどちらでも行うことができます。
書面になる時には、それについての「報告書」という形での提出になります。
また、ちょっとしたことでも「報告」と表現して構わず、「それから大丈夫だという報告をもらった」といったような使われ方も多いです。
「届出」と「報告」の違い
「届出」と「報告」の違いを、分かりやすく解説します。
「届出」は、申し出をすることで、口頭、書面のどちらでも行うことができます。
近年では、デジタルな文章ファイルで行うような場合もあり、それが申し出だと分かれば、この「届出」と表現することができます。
「報告」は、何かの結果を知らせるという意味で使われます。
その内容を伝えることで、色々と伝えた最後に、「そのように報告させていただきます」と用いることもできます。
「届出」は、それによって、申し出た内容を許可してもらう為に行うもので、「報告」の方は、何かの事柄の顛末と言える内容の伝達になります。
まとめ
「届出」と「報告」は、このように違います。
これらは、願い出という意味と、結果を伝えるという全く別の意味の言葉同士です。