この記事では、「内容」と「詳細」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内容」とは?
「内容」とは、対象の中身、またはその実質という意味になる言葉です。
「その小説はどんな内容だった?」とすると、中身はどんな話だったのかと聞いており、「さっきの芝居は内容が悪い」とすれば、実質的なものが悪かったと表現しています。
色々な対象に用いることができ、「この袋の内容は~」とすれば、袋に入っている中身そのものを指しており、「内容量は~」と使われた時には、そのまま中身の量のこととなります。
「詳細」とは?
「詳細」は、詳しい「内容」を指して使います。
「詳細は、別紙に記載しておく」などと、ビジネスでもよく用いられる言葉で、物理的な物ではなく、記述できるようなことが対象になります。
「詳細が分からないことには、決断できない」のように使うと、詳しい内容が分からないと、決めることができないといった解釈になり、「詳細は後日」と使った時には、詳しいことは後日だと言っています。
「内容」と「詳細」の違い
「内容」と「詳細」の違いを、分かりやすく解説します。
「内容」は、中身についての表現になります。
物体も対象になり、「箱の内容はチョコレートだった」のように使うと、その箱に入っていた中身はチョコレートだったと言っているのと同じです。
「詳細」は、詳しい「内容」のことになりますが、「中身」とは違って物体は対象になりません。
「旅行日程の詳細」や「詳細なことまでは分からない」といったような使われ方になり、どちらも対象の詳しい「内容」となるものという意味になります。
こちらは、口語や文章で表すことができるものに対してのみ、使うことができる表現です。
まとめ
「内容」と「詳細」は、このように違います。
「内容」は、広く用いることができ、それほど細かくはない「内容」の詳しくしたものが「詳細」という関係になります。