この記事では、「庇護」と「保護」の違いを分かりやすく説明していきます。
「庇護」とは?
「庇護」の意味と使い方について紹介します。
意味
「庇護」は「ひご」と読み、「弱い立場のものをかばい守ること」という意味です。
使い方
「庇護」は、主に「弱い立場の人をかばう、守る」という意味で、赤ちゃんや高齢者など、すぐに行動ができなかったり、言いたいことを上手く伝えられない人などを守ることを言います。
「庇」は「かばう」「ひさし」とも読み、「覆い隠す」「保護する」「建物の屋根から伸びている部分や、帽子のつば」という意味があります。
「護」は「まもる」とも読み、「かばう」「たすける」という意味です。
「庇護」で、「大きな力で覆ってかばい守る」という意味なのです。
主に人に対して使われる言葉ですが、マイナーな動物や思想などについても使われることがあります。
「保護」とは?
「保護」の意味と使い方について紹介します。
意味
「保護」は「ほご」と読み、「危険や脅威にさらされている状態からかばい守ること」「身の安全を確保する為に警察署などで一時預かること」という意味があります。
使い方
「保護」は、あるものを危険な状態から守ることに使います。
相手が強くても弱くても、事情があって危険な状態であったり、救護が必要な時に守ってあげることを言います。
迷子などを警察で預かる時も「一時保護」と言います。
また、「保護」は人だけではなく、「環境保護」や「保護貿易」など、形がないものに対しても使われます。
「庇護」と「保護」の違い!
「庇護」は、「弱い立場の人をかばいまもること」です。
「保護」は、「立場に関係なく、危険や脅威にさらされている状態からかばいまもること」です。
まとめ
「庇護」と「保護」は、対象となる人やもの、状況などが違います。
難しい言葉ですが、守るべき対象によって使い分けましょう。