この記事では、「障害」と「障碍」の違いを分かりやすく説明していきます。
「障害」とは?
「障害」の意味と使い方について紹介します。
「障害」の意味
「障害」は「しょうがい」と読みます。
意味は「あることをするのに、さまたげとなるものや状況」「様々な事情により、心や身体上の機能が十分に働かず、活動に制限があること」「障害物走の略語」になります。
「障害」の使い方
「障害」は、ある行動を取る時に、妨げになるものや状況のことを言います。
「障害者」の場合、「様々な事情により、心身の機能が十分でない人のこと」を表します。
「障害」という漢字は、元々「障碍」と表記されていましたが、戦後に簡略化の為に「害」に置き換えられました。
「碍」は「邪魔する・さまたげる」という意味ですが、「害」には「きずつける」「悪い影響を及ぼす」「わざわい」などのネガティブな意味があることから、「障害者」として使うことに反対意見が持ち上がりました。
現在では「障がい者」と平仮名表記をしたり、「障碍」と旧字に戻す人や組織もあります。
「障碍」とは?
「障碍」の意味と使い方について紹介します。
「障碍」の意味
「障碍」も「しょうがい」と読みます。
意味も「障害」と同じで「さまたげとなるものや状況」「事情により心身の機能が十分でないこと」になります。
「障碍」の使い方
「障碍」は「障害」の旧字であることは上記で紹介しました。
「碍」という漢字の成り立ちは「大きな岩が立ちはだかり思案する人」から来ています。
「自分の思い通りにならずに、さまたげられている」という意味を表す言葉で、「障碍」で「困難な状況」という意味です。
同じ読みで「害」という漢字が当てられたことで、「障碍」のイメージが悪くなったと考える人も多いのです。
「障害」と「障碍」の違い!
「障害」も「障碍」も同じ意味で、「簡略化された当て字か旧字か」という違いです。
まとめ
今回は「障害」と「障碍」の違いをお伝えしました。
「障害は簡略化された当て字」、「障碍は旧字」と覚えておきましょう。