「参加」と「参列」の違いとは?分かりやすく解釈

「参加」と「参列」の違い言葉・カタカナ語・言語

結婚式などで、参列者を決めるのは非常に難しいというのが一般的な意見です。

それは、新郎新婦の関係者の人数やそれぞれの立場などがある程度釣り合っている事が要求されるからです。

しかし、実際には思った通りにはならないので、バラツキがあるのが普通です。

それではこの「参列」というのはどういう意味でしょうか。

また、「参加」とどこが違うのでしょうか。

この記事では、「参加」「参列」の違いを分かりやすく説明していきます。

「参加」とは?

「参加」とは?

「参加」とは、文字通り「参って加わる」ことです。

言い換えれば「集まりの仲間として加わる」ということもできます。

参加するものとしては、集会、会合、会社、団体、催し物、グループなど様々なものに対して使用する事ができます。

通常はその対象は共通の目的を持っているので、「参加」することによって自分もその目的の達成に寄与することになります。

式典のような改まった会に対しては使用することはできません。

英語では「participate」が最も近い言葉です。

「参列」とは?

「参列」とは?

「参列」とは、「参って列なる」という意味の言葉です。

言い換えれば「何かに出席する」とも言えます。

その対象は通常、結婚式、葬儀、入学式、卒業式、その他の式典などの改まった席である場合がほとんどで、さらに「参列」する場合にはそれにふさわしい正装で臨むのが常識です。

英語では「attend」あるいは「presence」が近い言葉です。

「参加」と「参列」の違い

「参加」と「参列」の違い

「参加」「参列」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉はともに「何かの仲間に入る」という意味であることは同じです。

しかし、実際に使用されるシチュエーションには明確な違いがあります。

つまり、「参列」が使われるのは結婚式、葬儀などの冠婚葬祭か、入学式、卒業式、入社式などのかなり改まった行事だけであるのに対して、「参加」は、ほかのどんな会合や集会、グループなどに対しても使用する事ができます。

これは基本的には置き換えができない原則なので、例えば、「結婚式に参加します」という言い方は失礼になるし、「オフ会に参列します」というのも逆に慇懃無礼だと感じてしまいます。

「参加」の例文

「参加」の例文

「参加」の例文は以下のようになります。

・『この会合への参加資格は音楽が好きである事だけです』
・『授業に参加するためにはまず、学校に入学する必要があります』

「参列」の例文

「参列」の例文

「参列」の例文は以下のようになります。

・『最近の結婚式は親族だけが参列することも多くなりました』
・『大学の入学式においても親が参列するケースが多いと聞きます』

まとめ

まとめ

この記事では、「参加」「参列」の違いを、解説してきました。

序文で説明した結婚式の参列者の決め方ですが、最近は、世間体のようなことは考えないで、人数自体を絞って、親族だけで行うとか、呼ぶにしても新郎新婦が本当に来て欲しいと思っている人たちだけに限定するというのも良く聞きます。

実際にはその方が良い結果を招くことも多いでしょう。