この記事では、「飛ぶ」と「跳ねる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「飛ぶ」とは?
「飛ぶ」は「とぶ」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「体が空中を移動する」という意味で、動物や乗り物が空中を動いていくことです。
2つ目は「風に吹かれて空中に上がる」という意味で、重量が軽いものが風に巻き上げられて舞うことです。
3つ目は「飛行機に乗ってある場所へ行く」という意味で、飛行機で目的地まで移動することです。
4目目は「物が勢いよく放たれる」という意味で、人が何かをめがけて物を空中に放つことです。
5つ目は「大急ぎである場所へ行く」という意味で、その場へ駆けつけることです。
上記に共通するのは「空中を移動する」という意味です。
「飛ぶ」の使い方
「飛ぶ」は「体が空中を移動する」「風に吹かれて空中に上がる」「飛行機に乗ってある場所へ行く」「物が勢いよく放たれる」「大急ぎである場所へ行く」という意味で使われます。
動詞として「飛ぶ・飛んだ」と使われたり、副詞として「飛んで」と使われたり、名詞として「〇〇飛び」などと使われたりします。
基本的、人や物が空中を移動することや、大急ぎである場所へ駆けつけることに使われる言葉です。
「跳ねる」とは?
「跳ねる」の意味は以下の通りです。
1つ目は「勢いよく躍り上がる」という意味で、生き物が勢いよく下から上へ移動することです。
2つ目は「液体などがはじけて周囲に散る」という意味で、ものが熱や刺激などにより、はじけて周囲に散らばることです。
3つ目は「威勢よく動き回る」という意味で、活力にあふれて動き回ることです。
4つ目は「芝居や公演などで、その日の興行が終わること」という意味で、その日の演目が終わり、芝居小屋の周囲を囲っているむしろを上にまとめることが由来です。
5つ目は「大当たりする」という意味で、ビジネスがヒットしたり注目されたりすることです。
上記に共通するのは「勢いよく上昇する」という意味です。
「跳ねる」の使い方
「跳ねる」は「勢いよく躍り上がる」「液体などがはじけて周囲に散る」「威勢よく動き回る」「芝居や公演などで、その日の興行が終わること」「大当たりする」という意味で使われます。
動詞として「跳ねる・跳ねた」と使われたり、副詞として「跳ねて」と使われたり、名詞として「跳ね」と使われたりします。
基本的に、あるものが勢いよく躍り上がることや、ビジネスが大当たりすることに使われる言葉です。
「飛ぶ」と「跳ねる」の違い
「飛ぶ」は「人や物が空中を移動すること」「大急ぎである場所へ駆けつけること」という意味です。
「跳ねる」は「あるものが勢いよく躍り上がること」「ビジネスが大当たりすること」という意味です。
「飛ぶ」の例文
・『ムクドリが群れになって飛ぶ』
・『風に吹かれて桜の花びらが飛ぶ』
・『急な出張でアメリカへ飛ぶ』
・『イルカショーでしぶきが飛ぶ』
「跳ねる」の例文
・『水面に大きな魚が跳ねる』
・『虫に驚いた馬が跳ねて落馬する』
・『天ぷらを揚げていて油が跳ねる』
・『デビューしたばかりのアイドルが大きく跳ねる』
まとめ
今回は「飛ぶ」と「跳ねる」について紹介しました。
「飛ぶ」は「空中を移動する」、「跳ねる」は「勢いよく上昇する」と覚えておきましょう。