この記事では、「権利」と「義務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「権利」とは?
「権利」とは、自由に行使できる内容のことです。
法に沿ったものや、団体内などで認められているものなどがあり、例えば、日本国民には、健康的で文化的な最低限の生活が送れる「権利」が憲法によって認められてります。
会社員の「有給休暇」も、この「権利」に当たる為、本来はいつ自由にとろうと構わないものですが、実際には仕事に穴を開けることになったり、その他の会社側の都合などでとれないことがあるように、「権利」とは言いながら、いつでも自由に行使できるとは限らないものもあるのが実情です。
「義務」とは?
「義務」とは、従わなくてはいけない内容です。
「それが義務だ」と言われれば、必ず行わなくてはいけない内容だと言われていることになり、例えば、抱えてしまった債務は、それを返済する「義務」があります。
ですが、その債務にしても、破産宣告(自己破産)によって返済する必要が無くなるような場合があるように、例外というものが存在します。
その為、先の「権利」が必ず行使できるとは限らないのと同様に、こちらも例外的に、場合によっては従わなくてもいいこともあります。
「権利」と「義務」の違い
「権利」と「義務」の違いを、分かりやすく解説します。
「権利」は、行使できる内容で、「義務」は、従うべき内容になります。
そして、どちらも必ずという訳でもありませんが、原則的には行使でき、従わなくてはいけないものです。
よく言われるのが、「権利を主張するなら、その前に抱えている義務は全て果たすこと」という言葉で、その通りに、まず「義務」がきちんと果たされないと、「権利」が認められることはないと考えてください。
まとめ
「権利」と「義務」は、このように異なります。
これらは対義語となる言葉同士で、対になっている関係だと考えても構いません。