この記事では、「鮮明」と「鮮烈」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鮮明」とは?
「鮮明」とは、色や形が鮮やかで、はっきりしていることという意味になります。
また立場や態度などが明確に表されているという意味でもあります。
「ここまで鮮明な画像だと、人違いだと言い訳ができない」などと言いますのは、人の姿が「はっきり」と写っているという意味合いなのです。
「鮮明に覚えている」「彼は、去就を鮮明にした」などと、使います。
「鮮烈」とは?
「鮮烈」とは、鮮やかで強烈なことを言います。
簡単に言うならばはっきりとしていて美しく、印象が強いといった意味です。
「鮮烈なデビュー」と言う言い回しはよく使われますが、これは才能や個性などがはっきりとしていて、目立つ、美しい、人の目を惹きつけるといった意味になりますので、このように言われる新人は、注目度が高い、才能が際立っているといったことになります。
「数年前、鮮烈なデビューをしてから人気は衰えることがない」「鮮烈な印象を受けて、大ファンになった」「彼女の鮮烈さに叶う若手女優はそうそういない」などと、使います。
「鮮明」と「鮮烈」の違い!
「鮮明」と「鮮烈」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「鮮やか」という意味が共通している言葉です。
「鮮やか」とは、色や形がはっきりとしていて「美しい」という意味になります。
また動作、技術が巧みである、手際が良いといった意味も持っています。
では二つの言葉の違いを見ていきましょう。
「鮮明」とは「鮮やかではっきりしている、立場、態度が明確に表されている」という意味になります。
一方の「鮮烈」とは「鮮やかで強烈」という意味です。
つまり「鮮やかさが、強い、激しい」ということで、人に対して使いますと、才能、個性、美しさが際立っており、その人自身を素晴らしいと褒めていることになります。
悪い意味ではなく、良い意味で使うと覚えておきますといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「鮮明」と「鮮烈」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味、人に対して使うのはどちらであるか、などしっかり理解して使い分けていきましょう。