この記事では、「外科」と「整形外科」の違いを分かりやすく説明していきます。
「外科」とは?
「外科」とは、医療機関の中で、手術によって疾患を治療する診療科です。
体に何らかの異常があり、病院や医院を受診しても、いきなりこの「外科」に通されることはまずありません。
内科などの他の診療科から、手術でないと治療は難しいと判断された場合に、「外科」に回されることになります。
「歯科」からこの「外科」へ回されることも少なくなく、虫歯の進行にとって、歯科的な治療では限界がある場合がそれに当たります。
また、耳鼻科や皮膚科などからも、そちらで手に負えない場合に「外科」に回されることがあり、手術によって様々な分野の治療を担当する診療科となっています。
「整形外科」とは?
「整形外科」とは、骨に関する治療を行う診療科で、一部、「外科」と被る部分もあります。
ですが、「外科」は、呼吸器や消化器官、内蔵などが絡む手術による治療が主なのに対し、こちらの「整形外科」では、骨折やそれに類似する治療が主となります。
手術だけでなく、部位の固定や湿布などによる治療も行っており、「病気」ではなく、「怪我」の場合には、この「整形外科」の受診が最適です。
「外科」と「整形外科」の違い
「外科」と「整形外科」の違いを、分かりやすく解説します。
「外科」は、他の診療科より、外科的な治療(手術)でないと治療は難しいと判断された場合に受診することになると考えていいでしょう。
「整形外科」は、怪我の治療に最適な診療科で、その為の手術も行います。
しかし、擦り傷程度であれば、この「整形外科」でなくとも、一般的な内科でも(あくまで応急処置的なものに限ります)治療ができる場合もあります。
まとめ
「外科」と「整形外科」は、このように違います。
この他に「形成外科」という診療科も存在し、そちらは機能的な怪我や疾患ではなく、「見た目」の為の治療を行っています。
例えば、しみとりや縫合跡を綺麗にするような処置が主な内容となります。