「前兆」と「予兆」の違いとは?分かりやすく解釈

「前兆」と「予兆」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「前兆」「予兆」の違いを分かりやすく説明していきます。

「前兆」とは?

「前兆」とは?

「前兆」とはある物事が起こる、前ぶれ、兆しという意味になります。

つまり「何か」が起こる前にそれが起こりますということを知らせる、「別の何か」が現れることを言うのです。

簡単な例で言うならば、「夫婦の言い争い」が起こる「前兆」とは「夫婦がにらみ合う」「夫が大きな物音を立てる」「妻がイライラする」といった行動などがあります。

「予兆」とは?

「予兆」とは?

「予兆」とは、未来に起こる事柄を予知させる現象のことを言います。

「前兆」「前触れ」などと同義語と言えますが、例えば未来を読むといった意味で「予兆する」などと言い表すことがあります。

この場合は「予言する」「先を見通す」といった意味合いと同じです。

「地震の予兆」「予兆はまったくなかった」「彼が予兆した」などと、使います。

「前兆」と「予兆」の違い!

「前兆」と「予兆」の違い!

「前兆」「予兆」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はどちらも未来に起こることを予知させる現象という意味があり、ほとんど同義語として解釈できます。

では微妙な違いは何か見ていきましょう。

「前兆」とはある物事が起こる前に、何か「別のことが起こる」ことを言います。

混同されやすい言葉に「兆候」がありますが「兆候」の場合は、ある出来事が起こりかけている、そのような気配があるという意味ですから間違えないようにしてください。

一方の「予兆」ですが、こちらも「前兆」と同義語となり、未来に起こる事柄を「予知させる現象」という意味になっています。

ただ、未来を読むといった意味合いにおいては「彼が予兆した…」と使いますが、「彼が前兆した…」という言い方はしません。

まとめますと「前兆とはある物事が起こる前に、別のことが起こること、前ぶれ」「予兆とは未来に起こる事柄を予知させる現象」となります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「前兆」「予兆」二つの言葉の意味と違いを説明しました。

この二つの言葉は同義語ですので、どちらを使っても意味合いは変わりません。

ただ動詞的な使い方をする際は「予兆」の方を選んでください。