この記事では、「不妊」と「去勢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不妊」とは?
「不妊」とは、妊娠しないことを言います。
「不妊手術」という言葉がありますが、これは人工的に妊娠しない状態にする手術のことです。
例えば、男性の場合は精管の切除、女性の場合は卵管結紮、卵管の切除といった方法があります。
また「不妊症」という言葉は、妊娠可能な女性が、避妊をせず性行為をし、一定期間を過ぎても妊娠しない症状を言います。
女性だけの原因ではなく、男性側に原因がある場合もあります。
「去勢」とは?
「去勢」とは、動物の雄、人間の男性に対して使う言葉です。
精巣を取り除く、もしくはその機能をなくすことを言います。
また、それ以外の意味合いとして、人から反抗心、気力を奪うといったものもあります。
「去勢手術をした猫はいつまでも子猫のようなところがある」「去勢された思想」などと、使います。
「不妊」と「去勢」の違い!
「不妊」と「去勢」の違いを、分かりやすく解説します。
「不妊」とは、妊娠しないことを言います。
「不妊手術」「不妊症」といった言葉があり、どちらかと言えば女性に対して使われるイメージがあるかもしれません。
ですが、男性の場合にも使います。
一方の「去勢」という言葉ですが、こちらは、動物の雄、人間の男性に対して使います。
広い意味においては、雄雌問わず、生殖腺の除去することを言いますが、ほとんどの場合は精巣を取り除く、もしくはその機能をなくすことに対して使われています。
「去勢」をする結果として、生殖不能になること、二次性徴の退化などがあります。
食用の牛、豚などに行うことで、脂肪分が多い柔らかい肉になるといったことがあります。
まとめますと「不妊とは妊娠しないこと」「去勢とは雄、男性から生殖機能をなくすこと」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「不妊」と「去勢」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
似たような言葉ですが、意味が違いますので、ふさわしい方を選び使うようにしてください。