この記事では、「風潮」と「風土」の違いを分かりやすく説明していきます。
「風潮」とは?
「風潮」の意味と使い方について紹介します。
「風潮」の意味
「風潮」は「ふうちょう」と読みます。
意味は「風によって生じる潮の流れ」「時代の流れに伴って変わる世の中のありさま」です。
「風潮」の使い方
「風潮」は、元は「海で、風の向きや強さにより生じる潮の流れ」という意味でしたが、転じて「ある時代や社会に見られる、物の考え方や行動の傾向のこと」として使われる様になりました。
人の考え方や行動様式は、時代の推移により変化するもので、その時に良いと思われていたことが、後の時代にあって同じ様に良いと評価されるとは限りません。
そこで、「その時の風により変化する流れ」という意味から「ある時代にみられる、特徴的な考え方や行動の傾向」として使われる様になりました。
「風土」とは?
「風土」の意味と使い方について紹介します。
「風土」の意味
「風土」は「ふうど」と読みます。
意味は「その土地の気候や地理などの様子」「その土地の文化の形成などに影響を及ぼす特徴的な環境」です。
「風土」の使い方
「風土」は、主にある土地の気候や地形、地質などを総称して使われる言葉で、それにより人々の暮らしや文化などに影響を及ぼすものという概念を表します。
その地方により、気候や地理、地質が変われば、人々の暮らしも変わります。
その地域の特徴的なもので、歴史的、文化的な要素となるものを総称して「風土」と言うのです。
「風潮」と「風土」の違い!
「風潮」と「風土」の違いを、分かりやすく解説します。
「風潮」は、「その時代にみられる世の中や人々の傾向のこと」です。
「風土」は、「人の暮らし文化やを形成する土台になっている土地の環境のこと」です。
まとめ
今回は「風潮」と「風土」の違いをお伝えしました。
「風潮は時代の傾向」、「風土は土地の環境」と覚えておきましょう。