「厳重」と「厳格」の違いとは?分かりやすく解釈

「厳重」と「厳格」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「厳重」「厳格」の違いを分かりやすく説明していきます。

「厳重」とは?

「厳重」とは?

「厳重」とは、とても厳しくする、そのように扱うという意味になる言葉です。

「厳重に保管しておいて欲しい」と使われた場合には、間違いのないように厳しく管理して保管するようにと言われているのと同じです。

「厳重注意」といった用い方も多く、この場合には、とても厳しい注意という解釈になります。

それを受けたとなると、二度とそのようなこと(注意されることになった原因)がないようにと厳しく注意されたと解釈してください。

「厳格」とは?

「厳格」とは?

「厳格」は、厳しい様の表現になり、格式を重んじるような場合に使われることが多い言葉となっています。

「それは、厳格に行われた」といったような使われ方になり、それだけ厳しく、格式を守って行われたと分かる表現です。

「厳格な処分」と用いられた場合も、厳しい処分であると同時に、きちんとした規則に沿った処分内容だというニュアンスが多分に含まれる使い方となります。

「厳重」と「厳格」の違い

「厳重」と「厳格」の違い

「厳重」「厳格」の違いを、分かりやすく解説します。

これらは、どちらも「厳しい」ことの表現になりますが、「厳重」は、厳しく(取り)扱うという意味になり、「厳格」の方は、既存のスタイルなどを重視し、それに沿った厳しさと解釈される言葉となっています。

「厳格」は、「厳しい」というだけでなく、先のように、きちんと守るべきものを守って行われていると捉えて使われることが多く、「厳格に儀式は無事終了した」のように、きちんとした形で終わったといったような意味で用いられる場合が多い言葉です。

まとめ

まとめ

「厳重」「厳格」は、このように違う言葉です。

「厳重」「厳格」であることが必ずしもいいとは限りませんが、昔からの伝統がある行事などは、「厳重」に注意した上で、「厳格」に行われるに越したことはないでしょう。