「真」と「誠」はどちらも「まこと」と読みますが、一体どの様に使い分ければ良いのでしょうか。
それぞれの言葉の意味と使い方について紹介します。
「真」とは?
「真」の意味と使い方について紹介します。
意味
「真」は、「嘘や偽りのないこと」「本当に」という意味があります。
「真に」と使う時には後に続く言葉が事実の通りであることを表します。
使い方
「真」は、ビジネスや目上の人に対して「本当にそうです」「心からそう思っています」という意味で使います。
「真に見事な出来栄えです」と言う場合、言った人が主観的に「本心から素晴らしい」と思っているので、「真に」が使われるのです。
「誠」とは?
「誠」の意味と使い方について紹介します。
意味
「誠」は、「飾らない感情」「真心・誠意を込めて」とい意味があります。
相手に対して私利私欲を挟まず、熱心な気持ちであることを表します。
使い方
「誠」は、相手に対して真っ直ぐな気持ちであること、打算や姑息な考えなどがない時に「精一杯の気持ちです」という意味で使います。
「誠にお世話になっております」は、ビジネスなどで相手から世話になっていることに対して、「精一杯お礼を言いたい気持ち」が込められているので、「誠に」が使われるのです。
「真」と「誠」の違い!
「真」は「嘘偽りのない」という意味で、「誠」は「精一杯の気持ちを込めて」という意味です。
2つの違いは「真実を述べているか」「自分の気持ちから出ているものか」という点です。
まとめ
「真」と「誠」は使い分けが難しく、ビジネスでも誤用するケースがあります。
言葉の意味を考えて使い分ける様にしましょう。