「侵略」と「侵害」の違いを分かりやすく解釈

「侵略」と「侵害」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「侵略」「侵害」の違いを分かりやすく説明していきます。

「侵略」とは?

「侵略」とは、他国の主権、領土、独立を侵す為に「武力」を使うという意味です。

そこから、人の仕事場、関係などを、力を使って邪魔したり、自分のいいように振舞うことも「侵略」という言葉で表すこともあります。

また、武力などを使い、自分の領土、権益などを拡張しようとする考えを持った人を「侵略主義」と言い表します。

「他店の縄張りを侵略して売り上げを上げた」「侵略者の言うことなど信用できない」「他人の土地を侵略している」などと、使います。

「侵害」とは?

「侵害」とは他人の権利や土地などを侵したり、損なうことを言います。

よく使われる言葉に「プライバシーの侵害」といった言い方があります。

例えば勝手に、人の部屋をのぞく、引き出しを開ける、日記を読むといった行為は、親しい間がらでもしてはいけないことでしょう。

このようなことをされた時に自分のプライバシーが侵された、となり「これは、プライバシーの侵害だ」となるわけです。

他には「人権の侵害」「盗聴するなんて、プライバシーの侵害だし、犯罪行為だ」などと、使います。

「侵略」と「侵害」の違い!

「侵略」「侵害」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、人のものを侵すという意味では同じですが、違いがありますので見ていきましょう。

まず「侵略」という言葉は他国の主権、領土、独立を侵す為に「武力行使」することを言います。

ようするに、相手からすれば一方的な暴力であり、あってはならないことでしょう。

一方の「侵害」は他人の権利、領土を侵したり、損なうことを言います。

違いは、「侵略は国に対しての武力行使」「侵害は人に対して権利を侵し損なう」ということになります。

「侵略」は自国の力を大きくする為の行動ですが、「侵害」の場合は自分の力を大きくするというよりは、相手に対する嫌がらせであったり、もしくは気がつかず、悪意なくそのような行動に結果としてなってしまっているといったことがあります。

しかし悪気がなかったからと「侵害」行為が許されるわけではありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「侵略」「侵害」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも、される側からすれば大変迷惑であってはならないとされる行為です。

それぞれの言葉の意味を正しく理解して使っていきましょう。