「真新しい」と「目新しい」の言葉の意味と違いをご存知でしょうか。
ここでは、それぞれの言葉の意味と、違いを丁寧に説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「真新しい」の意味や使い方
「真新しい」とは、形容詞で、意味は見るからに新しいこと、まったく新品であるということになります。
「真新しい制服姿がいかにも新入生といった感じだ」「真新しい靴を履いている」などと使います。
「目新しい」の意味や使い方
「目新しい」とは、形容詞で初めて見るような感じ、珍しいといった意味で使います。
「彼らは目新しい物が好きなタイプだ」「目新しい挑戦を始める」などと使います。
「真新しい」と「目新しい」の違い
「真新しい」と「目新しい」、それぞれの言葉の意味を説明しました。
どちらも同じような意味に思えますが、意味合いがまったく違いますので使い分けるようにしましょう。
まず「真新しい」なのですが、これは見るからに新しい、まったく新品であるといった意味で使います。
「新品」に対して使うという覚え方をしますと簡単です。
そして「目新しい」なのですが、こちらは初めて見るような感じ、珍しいといった意味になります。
物に対して使うこともできますがそれだけではなく、物事、人に対しても使います。
これが「真新しい」との違いになります。
「真新しい」を使った例文と意味を解釈
「真新しい」を使った例文とその意味を見ていきましょう。
例文1
「新生活は、真新しい物で揃えた方が気分が上がるでしょう」
「真新しい」とはまったく新品であるという意味になります。
例文は新生活を始めるのだから、使う物も新品の方が気分がいいでしょうと言っているのです。
例文2
「彼女は真新しいバッグを持っていた」
「真新しい」とは見るからに新しいという意味になります。
本当に新品かどうかはわからなくても、そう見えるということなのです。
例文は、彼女は見るからに新品、新しいバッグを持っていたという意味になります。
「目新しい」を使った例文と意味を解釈
「目新しい」を使った例文とその意味を見ていきましょう。
例文1
「これは目新しい試みだが、彼女なら成功させるような気がする」
「目新しい」とは、初めてのようだ、珍しいといった意味で使います。
例文は初めて見るような試みだから、わからないけれど、彼女ならば成功するのではないかと言っているのです。
例文2
「彼らは飽きっぽいから、目新しい物にすぐに飛びつく」
「目新しい」とは、初めて見るような感じ、珍しいという意味になりますので「目新しい物」とはこれまで見たことがない物、珍しい物という解釈になります。
新発売になったばかりの商品、あまり出回っていない商品などにこのような言い方をします。
まとめ
いかがでしたか。
「真新しい」と「目新しい」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
似ている言葉で混同しやすいのですが違いを正しく理解して使い分けてください。