「負傷」と「疾病」の違いとは?分かりやすく解釈

「負傷」と「疾病」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「負傷」「疾病」の違いを分かりやすく説明していきます。

「負傷」とは?

「負傷」とは?

きずを負うこと、ケガをすることです。

傷とは、切る、打つなどをして、皮膚や肉が裂けたり破れたりした状態です。

転んでコンクリートに膝を打ちつけると、その部分の皮膚が切れてしまうことがあります。

場合によっては血がでてきます。

これが傷を負った状態です。

ケガは傷を負うことです。

傷、ケガは小さなこともあれば、大きなこともあります。

交通事故にあうと、むち打ちになったり、骨折をしたりすることがあります。

転んで皮がむけたというケガよりも大きなものですが、むち打ちや骨折などもケガといいます。

この言葉が指す状態になったら、適切な処置をする必要があります。

放置をしていると、皮膚や肉が裂けたり破れたりした部分から雑菌が侵入をし、炎症がひどくなる可能性があります。

骨折の場合だと、適切な処置をしないと、骨の向きが変になってしまう恐れがあります。

どのような状態なのかによって、処置の仕方は変わります。

「負傷」の使い方

切る、打つなどをして、皮膚や肉が裂けたり破れたりした状態を指して使用する言葉です。

すり傷のような小さなものよりも、骨折のような大きなものに使う場合が多いです。

「疾病」とは?

「疾病」とは?

病気のことです。

「疾」にはやまい、「病」にはやまい、わずらう、やむという意味があります。

病気は体のさまざまな部位に現れます。

頭部に現れるものだと脳腫瘍や髄膜炎などがあります。

お腹に現れるものだと、胃がんや胃潰瘍などがあります。

皮膚に現れるものだと、アトピー性皮膚炎や水ぼうそうなどがあります。

種類は豊富で、また何が原因でそうなるのか理由もさまざまです。

病気であるかは医師が診断をします。

検査や問診などをして判断されます。

病気であると判断されると適切な処置が行われます。

処置の仕方は薬の服用や塗布、手術など、その方法はさまざまです。

早期発見、早期治療が重要だといわれています。

「疾病」の使い方

病気という意味で使用をします。

生体の機能や形態などに異常が生じ、苦痛が伴い、健康的な日常生活を営めない状態をいいます。

改まったいい方なので、日常生活ではあまり使用しません。

「負傷」と「疾病」の違い

「負傷」と「疾病」の違い

「負傷」は傷を負うこと、ケガをすることです。

「疾病」は病気のことです。

切り傷ができるのは「負傷」ですが、病気ではないので「疾病」ではありません。

「負傷」の例文

「負傷」の例文

・『負傷のため1週間休養をします』
・『負傷を抱えながら試合をする』
・『負傷から回復した』
・『負傷のため欠席です』

「疾病」の例文

「疾病」の例文

・『疾病を予防する』
・『疾病の対策をする』
・『いくつかの疾病の名をあげる』
・『疾病を治療する』

まとめ

まとめ

2つの言葉は人間の体に起こる好ましくない状態を指していますが、一方は傷を負うことやケガをすること、もう一方は病気のことで、意味が異なります。