「保護」と「捕獲」の違いとは?分かりやすく解釈

「保護」と「捕獲」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「保護」「捕獲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「保護」とは?

「保護」とは?

保護とは、ほごという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を目にすれば即座に理解可能ですが、大切に守るや養い育てるといった意味を持っている保の漢字に、まもりとかかばい守る等の意味の護の漢字を組み合わせる事で成立した言葉となっています。

だからこそ保護は、危険や脅威から守る事や警察署等に留めて置く事を意味するのです。

「保護」の使い方

保護は、外敵等の脅威や危険から守ったり、安全な場所に留めて置くという意味で使われる事が多い言葉となっています。

基本的に対象となる人物や動物の安全を確保して維持するといった意味合いが込められているのです。

ただしその対象を守るという思いが強過ぎる場合には、この言葉を用いて、過保護、という表現でネガティブな意味合いを込めて用いられたりもします。

「捕獲」とは?

「捕獲」とは?

捕獲とは、ほかくという読み方をする言葉です。

文字で表記されたこの言葉を見れば分かる事ですが、つかまえるやとらえるといった意味の補の文字に、つかまえて手に入れるという意味を有する獲の文字を加える事で生じた言葉となっています。

そのため捕獲は、動物等を捕まえる事や生け捕りにする事を意味する言葉です。

「捕獲」の使い方

捕獲は主に、動物を捕らえたり生け捕りにしたりする様を表す言葉として使用されています。

具体的には、鹿や兎、猪等の野生の動物に対して、捕獲する、という表現でそれらの動物を捕らえる事を示す事が可能です。

ただ捕まえるだけでなく、罠を仕掛ける等して生け捕りにする時にもこの捕獲という言葉を用いて表す事が少なくありません。

「保護」と「捕獲」の違い

「保護」と「捕獲」の違い

保護と捕獲は文字表記を見比べれば、どちらも全然違う文字を使用しており、読み方も違う言葉同士です。

ですが意味合いが幾分似通っている部分があるので、正しく使い分けるにはそれぞれの言葉が示す意味をきちんと理解しておく必要があります。

まず保護ですが、外敵による危険や脅威等から守るとか、主に対象の安全を図るのを目的に警察署等に留め置くという意味を持っているのです。

一方の捕獲は、主に野生動物を捕まえたり生け捕りにするという意味を持っています。

「保護」の例文

「保護」の例文

・『遊園地内を1人で歩いていた男の子を保護しました』
・『私達は、森林保護を目的に活動している団体です』

「捕獲」の例文

「捕獲」の例文

・『人里に出現しては、農作物を食い荒らす野生の猪の捕獲に乗り出しました』

まとめ

まとめ

2つの言葉は、使用される文字は違っており、読み方も同じ訳ではありません。

ですが意味合いのニュアンスがやや似ている部分がない訳ではないので、混同する可能性がある言葉同士と言えます。

もっとも保護は、外から危険を守る事や安全な場所に留めて置くという意味を示す言葉です。

対する捕獲は、主に鹿や猪といった動物を捕まえたり、生け捕りにするという意味を表現する際に使われる言葉となっています。