「自粛」と「我慢」の違いとは?分かりやすく解釈

「自粛」と「我慢」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「自粛」「我慢」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「自粛」とは?

「自粛」とは?

「自粛」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「自粛」「じしゅく」と読みます。

「自粛」は、「自分から進んで、行いや態度を慎むこと」という意味があります。

行いや態度を慎むだけでなく、それを自分から進んで行うとき、「自粛」という言葉を使うことができます。

例えば、有名芸能人が不倫をしてしまった時、芸能活動を休止するかもしれません。

誰かから言われてそうするのではなく、自分からそうする場合は、「自粛」と言えます。

そのため、「芸能人が不倫をして、芸能活動を自粛することになった」などと言われます。

また、伝染病の蔓延により、都道府県をまたぐ移動を、国民自らが進んで慎むよう、政府や首長がお願いする時、「都道府県をまたぐ移動の自粛をお願いする」と言います。

この場合は、政府や首長から命令するのでなく、国民が自分からそうする行為を選ぶよう促しています。

他にも、「自粛期間中、ボランティア活動をした」「自粛している間、資格取得の勉強をした」などという文章を作ることができます。

「我慢」とは?

「我慢」とは?

「我慢」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「我慢」「がまん」と読みます。

「我慢」は、「耐え忍ぶこと。

こらえること」
という意味があります。

つらい状況に耐え忍ぶようなとき、「我慢」という言葉を使うことができます。

例えば、暑いのにエアコンをつけずに耐え忍ぼうとしている人は、「エアコンをつけず、暑さを我慢する」と表現することができます。

また、転んで足をすりむいてしまった子供が、痛みにこらえて泣かずにいる時、「痛みを我慢して泣かない子供」と表現できます。

さらに、長期間の移動制限を課されたため、耐え忍ぶにも限界だと感じた場合は、「行動制限が長すぎて、我慢の限界だ」などと自分の心情を文章にできます。

「自粛」と「我慢」の違い

「自粛」と「我慢」の違い

「自粛」「我慢」の違いを、分かりやすく解説します。

「自粛」は、「自分から進んで、行いや態度を慎むこと」という意味があります。

一方で、「我慢」は、「耐え忍ぶこと。

こらえること」
という意味があります。

コロナ過の時、政府に移動の「自粛」を要請され、国民が移動したい気持ちを「我慢」したため、2つの言葉を混同しやすくなっているのではないでしょうか。

「自粛」は、「自分から、慎むこと」を意味し、「我慢」「耐え忍ぶこと」を意味し、2つの言葉の意味はまるで違います。

コロナ過の場合は、「長距離移動などの行為」「自粛」し、「移動できないストレス」「我慢」したということになります。

まとめ

まとめ

「自粛」「我慢」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

二つの言葉の意味と違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。