この記事では、「好感」と「好意」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「好感」とは?
「好感」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「好感」は「こうかん」と読みます。
「好感」は、「よい感じ。
好ましい印象」という意味があります。
「好感」は、基本的に、株式投資の世界で使われることが多い言葉でした。
例えば、Aという企業の業績が良い時、それを材料として株価が上がる場合、「A企業の業績の良さが好感されて、株価が上がる」などという使われ方をしています。
ただし、今では、良い感じ、好ましい印象の物事に対して、全般的に使われる言葉となっています。
例えば、芸能人の中で、好ましい印象が強い人は、「好感度の高い芸能人」などと呼ばれます。
また、子供が彼氏を連れてきたとき、その男性が好ましい印象だった場合は、「あなたの彼氏は好感が持てる」などと、親が言うかもしれません。
「好意」とは?
「好意」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「好意」は「こうい」と読みます。
「好意」は、「その人に抱く親しみや、好ましく思う気持ち」という意味があります。
「愛情」と言い換えられるような、恋心も、「好意」という言葉の中に含むことができます。
例えば、Aさんという異性が好きな場合は、「私はAさんに好意を持っている」などという文章にできます。
また、誰にも気づかれないように、Bさんに恋心を持っている人の様子は、「密かにBさんに、好意を寄せている」などという文章を作ることができます。
次に「好意」には「その人のためになりたいという思い。
親切な思い」という意味があります。
誰かの親切心を、台無しにしてしまったような場合、「好意を無にしてしまった」と嘆くかもしれません。
また、誰かが親切にしてくれた時に、遠慮なくそれを受け取る場面では、「ご好意に甘えて」などと挨拶をすることがあります。
「ご好意に甘えて、食事をご馳走になります」などという文章を作ることができます。
「好感」と「好意」の違い
「好感」と「好意」の違いを、分かりやすく解説します。
「好感」は、「よい感じ。
好ましい印象」という意味があります。
一方「好意」は、「その人に抱く親しみや、好ましく思う気持ち」という意味があります。
「好感」は「好ましい印象」という意味で、愛情を抱いたり、恋心を抱くという意味がありません。
一方の「好意」は「恋心」と言い換えることができ、愛情を抱いている心を表現することができます。
このように「好感」は、好ましいと思うという感情に留まるのに対して、「好意」は、好きとか、愛情を抱くという感情を表現できるという、違いがあります。
まとめ
「好感」と「好意」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、大きな意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。