「工学」と「理学」の違いとは?分かりやすく解釈

「工学」と「理学」の違い言葉・カタカナ語・言語

『理系』と聞くとアレルギー反応を起こされる方も多くいらっしゃいますが、その所為か、あまり違いについて理解がされていません。

今回は混同しがちな言葉2つをご紹介します。

この記事では「工学」「理学」の違いを分かりやすく説明していきます。

「工学」とは

「工学」とは

これは『化学や物理学、数学などの基礎科学を応用して、工業生産技術について研究をする学問』を表す言葉です。

ポイントは『工業生産技術』という部分にあります。

つまり、実際に我々の生活などに関わる何かを作ったりなどすることに応用される学問を『工学』というのです。

例えば土木、機械、電気、電子、人間工学などの分野が存在しますが、どれも製造関連の会社での実務にそのまま応用して使うことができる分野と言えます。

英語では『Engineering』(エンジニアリング)と呼ばれる分野です。

この英単語のつくりを見ていくととても理解がしやすく、『Engin』(考案する)と『eer』(する人)がくっついてできている言葉がよく聞く『Engineer』(エンジニア)です。

ここに『ing』を付けることで、工学、機関学という意味を持ちます。

よく『システムエンジニア』という言葉を聞くと思いますが、これは実際にシステムという技術を駆使して何か実務に関係することを作り上げる為にこう呼ばれます。

『工学』関係の仕事に就く為には工学部で学位を修める必要があり、そのまま取得できるものもあれば受験資格を得てから取るものなど様々です。

「理学」とは

「理学」とは

これは『自然科学と呼ばれる分野、化学、物理学、天文学などを駆使して現象を研究、解明する学問』を指す言葉です。

ポイントとしては『自然科学』という言葉にあります。

そもそも自然科学とは自然界に起こる様々な現象のことを指し、物理学、天文学、化学、地学、生物学などがその対象です。

つまりどうしてそうなるのかという『現象』についてフォーカスされている分野になります。

この分野も英語にするととても理解がしやすいです。

『Science』(サイエンス)と呼ばれ、『Sci』(知る)と『ence』(何かを行うこと)が一緒になってできた14世紀のラテン語が由来になっている言葉です。

この語源からもわかるように自然界にある物事の成り立ちや現象を『知る』ことが『理学』と言えます。

この分野は科学の基礎にあたるものが多いので、これ自体を研究する分野というのは技術革新にはとても大切なものになります。

「工学」と「理学」の違い

「工学」と「理学」の違い

この二つは対象が『工業関連に関わる内容を対象とした実務的な学問』か『自然科学を応用した現象の成り立ちを対象とした学問』なのかという違いではっきりと分けることができます。

こう聞くと『工学』に比べて『理学』は『実務的でない』様に感じてしまいますが、これは大きな誤りで、『工学』は『理学』がなければ成り立ちませんし、逆もまたしかりです。

別の見方としては『工学』は『どうつくる、どう構成するのか』であり、『理学』は『どうなっているのか』という部分に違いがあるといっても間違いありません。

まとめ

まとめ

如何でしたでしょうか。

『工学』と『理学』は理系分野である為、その違いについて正確に理解する前に考えることを止めてしまう場合も多いですが、我々の便利な生活はこれらの分野に支えられているということが今回お分かりいただけたと思います。

難しい学問ではありますが、やりがいのある分野でもありますので是非学生の方は専攻として見当してみてはいかがでしょうか。