「穏健派」と「保守派」の違いとは?分かりやすく解釈

「穏健派」と「保守派」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「穏健派」「保守派」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。

「穏健派」とは?

「穏健派」とは?

「穏健派」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「穏健派」「おんけんは」と読みます。

「穏健派」「直面した問題を穏やかに解決しようとし、強硬手段を用いない立場の人」という意味があります。

何かしらの大きなトラブルなどに遭遇した場合も、強硬手段に打って出たりせず、話し合いなどで解決しようとする場合「穏健派」と呼ばれます。

ちなみに「穏健」には、「考え方や言動などが穏やかで、行き過ぎたところがなく、さらにしっかりしている様子」という意味があります。

「穏健派」の反対語として「強硬派(きょうこうは)」があります。

「強硬派」「自分の主張を貫くため、強い態度で是が非でも押し通そうとする立場の人」という意味があります。

「穏健派と強硬派の対立が続く」「穏健派のグループが、話し合いの場を取り持つ」などという文章を作ることができます。

「保守派」とは?

「保守派」とは?

「保守派」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「保守派」「ほしゅは」と読みます。

「保守派」には「旧来の風習、伝統や考え方などを重んじて守ろうとすること。

その立場」
という意味があります。

政治的立場に対して使うことが多い言葉で、日本古来の伝統などを守ろうとする立場に立つ政治家のことを指します。

ただし「保守派」には、憲法改正に積極的な人が多く、集団的自衛権の行使や、改正組織犯罪処罰法などを支持する傾向があります。

なぜ「保守派」なのに、憲法改正をしようとするかと言えば、現在の憲法が第二次世界大戦後に作られたもので、アメリカによって押しつけられたものだという考えがあるためです。

戦前の日本の立場を「保守」すると考えると、スッキリ見えるようになるのではないでしょうか。

「保守派とリベラル派が論戦を繰り広げる」などという文章を作ることができます。

「穏健派」と「保守派」の違い

「穏健派」と「保守派」の違い

「穏健派」「保守派」の違いを、分かりやすく解説します。

「穏健派」「直面した問題を穏やかに解決しようとし、強硬手段を用いない立場の人」という意味があります。

一方で「保守派」には「旧来の風習、伝統や考え方などを重んじて守ろうとすること。

その立場」
という意味があります。

「穏健派」の反対語は「強硬派」になるため、「穏健か強硬か」の二択の場合、穏やかに問題を解決するタイプだということになります。

一方の「保守派」の場合は、「保守かリベラルか」の二択の場合、伝統を重んじるタイプとなります。

このように、「穏健派」「保守派」は対立するものではなく、「穏健派の保守派」もいることになります。

まとめ

まとめ

「穏健派」「保守派」の違いについて見てきました。

2つの言葉には大きな違いがありました。

意味の違いを知ることで、2つの言葉を混同せずに済むようになるのではないでしょうか。