「穏健」と「温和」の違いとは?分かりやすく解釈

「穏健」と「温和」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「穏健」「温和」の違いを分かりやすく説明していきます。

「穏健」とは?

「穏健」とは?

「穏健」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「穏健」「おんけん」と読みます。

「穏健」「考え方や言動などが穏やかで、行き過ぎたところがなく、さらにしっかりしている様子」という意味があります。

誰かと接したときに、考え方も言動も穏やかで、しっかりしていると感じたとき、「穏健な人」と言い表すことができます。

また、物事を進める時に、過激だったり行き過ぎた方法ではなく、穏やかでしっかりとした方法で行う場合は、「穏健なやり方で物事を進める」と言うことができます。

さらに「穏健派(おんけんは)」という言葉があります。

「穏健派」には、「直面した問題を穏やかに解決しようとし、強硬手段を用いない立場の人」という意味があります。

「Aさんは穏健派だから、手荒なことはしないだろう」などという文章にすることができます。

「温和」とは?

「温和」とは?

「温和」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「温和」「おんわ」と読みます。

「温和」「気候が穏やかで、厳しい変化のないこと。

その様子」
という意味があります。

年間を通じて大きな温度変化などがなく、人が暮らしやすい土地を「温和な土地」などと言います。

次に「温和」には、「性質などが落ち着いていて、優しく穏やかな様子」という意味があります。

誰かと会った時に、落ち着いた雰囲気で、人当たりが優しく、穏やかだと感じた場合は「温和な人」と言うことができます。

逆にそのような人が怒ると「いつも温和なBさんが怒るなんて、よほどのことがあったに違いない」などと言われます。

さらに「温和」には「物事が人に受け入れられやすい様子」という意味があります。

「温和な表現を使う」などという文章にできます。

「穏健」と「温和」の違い

「穏健」と「温和」の違い

「穏健」「温和」の違いを、分かりやすく解説します。

「穏健」「考え方や言動などが穏やかで、行き過ぎたところがなく、さらにしっかりしている様子」という意味があります。

一方、「温和」には、「性質などが落ち着いていて、優しく穏やかな様子」という意味があります。

「穏健な人」という場合は、穏やかで、さらにしっかりしている人のことを指し、「温和な人」は、穏やかで優しい人のことを指します。

このように「穏健」には「しっかりしている」という意味が含まれているため、穏やかでありながら、一本筋が通った厳しい面を持っているという印象があります。

ひたすら穏やかで優しい印象の「温和な人」に比べると、しっかりした印象持つ「穏健な人」という違いがあると考えることができます。

まとめ

まとめ

「穏健」「温和」の違いについて見てきました。

どちらも穏やかなことを意味する言葉ですが、「穏健」には「しっかりしている」という意味が含まれているという違いがありました。

2つの言葉の違いを知り、使いわけられるようにしましょう。