「幼児」と「乳児」の違いとは?分かりやすく解釈

「幼児」と「乳児」の違い言葉・カタカナ語・言語

この「幼児」「乳児」は、解釈が多少異なる言葉になります。

「幼児」とは?

「幼児」とは?

「幼児」(ようじ)とは、学校法における規定では、満1歳から小学校に入学するまでの子供のことと定められている言葉です。

そこまで厳密に捉えない場合も、1歳から5歳くらいまでの子供のこととして使われています。

学校関連以外では、「未就学児」(みしゅうがくじ)と置き換えられて使われることも多いですが、こちらの場合は以下に紹介する「乳児」も含んだ意味となります。

「乳児」とは?

「乳児」とは?

この「乳児」(にゅうじ)は、生まれてから1歳の誕生日になるまでの子供のことを表す言葉となっています。

俗に「赤ちゃん」(あかちゃん)とも表現されることも多く、満1歳になった後には使えない表現ですが、それは、児童福祉法による規定によるもので、少し幅をもたせた解釈として、幼稚園に入るまで(一般的に考えて、3歳になる程度まで)の子供に対してまとめてそのように使う場合もあります。

「幼児」と「乳児」の違い

「幼児」と「乳児」の違い

「幼児」は、満1歳から小学生になるまで、「乳児」は、生まれてから満1歳になるまでという解釈がそれぞれ法によるものですが、説明した通りにどちらも多少の範囲を持たせて使うこともできる言葉となっています。

その為、普通は3歳からは「幼児」と呼ぶことが多くなりますが、2歳の子供の場合、どちらで呼んだとしてもおかしい使い方だということはなく、間違いという訳でもありません。

尚、「幼児」には「幼な子」(おさなご)、「乳児」には「乳飲み子」(ちのみご)という言い換え表現があり、それらを使っても意味は一緒ですが、少し古い言葉になる為、あまり見聞きすることはないかも知れません。

まとめ

まとめ

「幼児」「乳児」の違いは、以上の通りになります。

これらの両方をカバーできるのが先に挙げた「未就学児」という表現で、小学生になっていない子供全体に使うことができる便利な言葉です。