「用いる」と「使う」は意味が似ていますが、どの様に使い分けたら良いのでしょうか。
それぞれの意味と使い方、違いについて紹介します。
「用いる」とは?
「用いる」の意味と使い方について紹介します。
意味
「用いる」の意味は、「なにかに当てて使う」「良いとして取り上げる」「見込んで仕事をさせる」「気持ちを働かせる」「(否定形として)必要とする」という意味があります。
使い方
「用いる」は動詞であり、文末にそのまま使えます。
動詞を修飾する時には「用いて」になります。
「用いる」はやや硬い表現で、口語よりも文章中で使われることが多くなります。
「使う」とは?
「使う」の意味と使い方について紹介します。
意味
「使う」の意味は、「人を動かして何かをさせる」「用を言いつけて足させる」「ある目的の為に道具や材料を役立たせる」「ある目的の為に手段・方法を取る」「普通の人より上手に操る」「あれこれと心を働かせる」「何かの目的の為にあるものを消費する」「保つ」という意味があります。
使い方
「使う」は動詞であり、文末にそのまま使えます。
名詞、または動詞を修飾するときには「使い」になり、「使われる」と受け身形で使うことも多くあります。
「使う」は口語的な表現で、何かを利用する時の表現として幅広く使われます。
「用いる」と「使う」の違い
「用いる」は、「文語的で『取り上げて役立てる』こと」を表します。
「使う」は、「口語的で『目的を持って利用する』こと」を表します。
ビジネスでは「用いる」、カジュアルでは「使う」と言えばスマートに聞こえます。
まとめ
「用いる」と「使う」は、ほぼ同じ意味で使われています。
ニュアンスの違いがありますので、ビジネスとカジュアルで使い分けると良いでしょう。