「固い」と「堅い」の違いとは?分かりやすく解釈

「固い」と「堅い」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「固い」「堅い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「固い」とは?

「固い」とは?

「固いは「かたい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「物が強い力でぴったりと接触していること」という意味で、お互いが強い力でしっかり隙間なくくっついていることです。

2つ目は「抵抗が強くて簡単に動かない」という意味で、力を加えても滑らかに動かないことです。

3つ目は「内面がしっかりとして揺るがないこと」という意味で、内側にあるものが強くて外圧に負けない状態のことです。

4つ目は「融通がきかず、自由度に欠ける」という意味で、臨機応変に行動できなかったり、表現に豊かさがないことです。

上記に共通するのは「強くて動かない」という意味です。

「固い」の使い方

「固い」「物が強い力でぴったりと接触していること」「抵抗が強くて簡単に動かない」「内面がしっかりとして揺るがないこと」「融通がきかず、自由度に欠ける」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「固く結ぶ」などと使われたり、名詞として「甲羅の固さ」などと使われたりします。

基本的に、物や状態がしっかりしていて、強く崩れない様子に使われる言葉です。

「堅い」とは?

「堅い」とは?

「堅い」「かたい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとに厳しいこと」という意味で、してはいけないことは絶対にしない厳格な性質のことです。

2つ目は「確かで信用できる」という意味で、危なげがなく安心して任せられることです。

3つ目は「取引で相場が高値安定している」という意味で、安心して取引できることです; 4つ目は「真面目で誠実なこと」という意味で、真心を持って対応することです。

上記に共通するのは「確かで間違いないこと」という意味です。

「堅い」の使い方

「堅い」「ものごとに厳しいこと」「確かで信用できる」「取引で相場が高値安定している」「真面目で誠実なこと」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「堅く禁ずる」と使われたり、名詞として「身持ちの堅さ」など使われたりします。

基本的に、厳格であることや、確かで間違いないことに使われる言葉です。

「固い」と「堅い」の違い

「固い」と「堅い」の違い

「固い」「物や状態がしっかりしていて、強く崩れない様子」という意味です。

「堅い」「厳格であること」「確かで間違いないこと」という意味です。

「固い」の例文

「固い」の例文

・『次は失敗しないと固く決意する』
・『私たちは固い友情で結ばれている』
・『同盟を結んだ相手と固く握手を交わす』
・『上司は頭が固くて新しいやり方を認めない』

「堅い」の例文

「堅い」の例文

・『ここで火を使うことを堅く禁ずる』
・『彼は身持ちが堅いので絶対に浮気しない』
・『彼は銀行員という堅い仕事をしている』
・『彼は口が堅いので安心だ』

まとめ

まとめ

今回は「固い」「堅い」について紹介しました。

「固い」「簡単に崩れない」「堅い」「厳しい」「間違いがない」と覚えておきましょう。