「現地」と「現場」の違いとは?分かりやすく解釈

「現地」と「現場」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「現地」「現場」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「現地」とは?

「現地」とは?

「現地」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「現地」「げんち」と読みます。

「現地」「あることが行われている場所や土地。

または、あることが行われる場所や土地」
という意味があります。

例えば、工事が行われている場所に行くとき、「工事が行われている現地に赴く」などと言います。

また、バイトを集める時、本社のある場所ではなく、仕事を実際に行う土地で暮らしている人に募集をかける場合は、「バイトの現地採用」と言います。

さらにビジネスシーンで何かトラブルがあった時、トラブルが起こっている場所に、直接出向く場合は、「現地に出かけていき、トラブルを解消する」などと言います。

次に「現地」には「現在、自分が住んでいる土地」という意味があります。

今の住んでいる土地で、死ぬまで暮らそうと決めた場合は、「現地に永住する」などと言います。

「現場」とは?

「現場」とは?

「現場」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「現場」「げんば」と読みます。

「現場」「事件や事故が実際に起こった場所。

またそれが起こっている場所」
という意味があります。

例えば、殺人事件があった時、犯行が行われた場所に刑事が調査に行くとき、「刑事が殺人事件の現場で調査をする」などと言います。

また、交通事故が起こった場所のことを「事故現場」といい、まさに交通事故が起こった瞬間を目撃した人は、「事故現場を目撃する」などと表現することができます。

次に「現場」には「実際に作業が行われている場所」という意味があります。

企業には「管理部門」「実務部門」がありますが、実務側のことを「現場」と呼びます。

工事が行われている場所を「工事現場」と呼び、実務部門で直接作業をしている人の意見を聞くとき、「現場の意見を採用する」などと言います。

「現地」と「現場」の違い

「現地」と「現場」の違い

「現地」「現場」の違いを、分かりやすく解説します。

「現地」「あることが行われている場所や土地。

または、あることが行われる場所や土地」
という意味があります。

一方「現場」「事件や事故が実際に起こった場所。

またそれが起こっている場所」
という意味があります。

このように、ある場所のことを「現地」、または「現場」と言います。

ただし、基本的に、「現場」、事件や事故が起こった場所のことを指す言葉になります。

このように、ある場所そのものを意味するのが「現地」で、事件や事故が起こった場所というニュアンスを加える場合は「現場」という言葉を使うという違いがあります。

まとめ

まとめ

「現地」「現場」の違いについて見てきました。

「現地」「現場」も、「ある場所」を意味する言葉ですが、「事件や事故が起こった場所」という意味を含めたい場合は、「現地」ではなくて「現場」を使うようにしましょう。