この記事では、「冷たい」と「涼しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「冷たい」とは?
「冷たい」とは、物の温度が低いこと、ひんやりするという意味と、愛情、思いやりがない様子、あたたかさがないという内面的なものを表す意味と、二通りあります。
「冷たい」がどちらの意味なのかは前後にある言葉から判断は容易です。
例えば「冷たい飲み物」「風が冷たい季節になった」と言えば、前者の意味です。
一方「心が冷たい」「冷たい言葉を投げつける」「冷たい態度」などと言います時は後者の意味となります。
物質的な「冷たい」、心、内面の「冷たい」と覚えておくといいでしょう。
「涼しい」とは?
「涼しい」とは、肌に少しの冷たさが感じられて心地良いことを言います。
他に、見た目にすっきりしている、清々しい、という意味もあります。
またよく使われる言い回しに「涼しい顔」という言葉があります。
これは、本来ならば自分にも関係があるのに、何も関係がありませんといった顔をしてすましている、そのような意味があります。
「夜になると涼しい」「涼しい目元」「ここに座ると涼しい風が当たる」などと、使います。
「冷たい」と「涼しい」の違い!
「冷たい」と「涼しい」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「ひんやり」「ひややか」という意味合いを持っている言葉です。
ですが、使い方に違いがありますので、混同しないようにしてください。
「冷たい」とは物の温度が低い、愛情や思いやりがないといった二通りの意味があります。
物の温度が低いという意味は問題ありませんが、愛情、思いやりがないといった意味の「冷たい」は、人の性格などを表す言葉で、悪い印象を与えます。
人に対して使う時は配慮が必要な言葉になると覚えておきましょう。
一方の「涼しい」とは少しの冷たさが心地良い、見た目にすっきりしているといった意味があります。
しかし「涼しい顔」という言葉は知らぬ顔をしてしらばくれているといった意味ですので、褒め言葉にはなりません。
このように「冷たい」「涼しい」はどちらも人の性格、様子などを表すことができるのですが、意味が違いますのでそれぞれしっかり理解しておく必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「冷たい」と「涼しい」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉に複数の意味がありますので、この記事を読んで意味を正しく理解して使い分けていきましょう。