「美人」と「綺麗」の違いを分かりやすく解釈

「美人」と「綺麗」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「美人」「綺麗」の違いを分かりやすく説明していきます。

「美人」とは?

「美人」とは、美しい顔、姿をしている女性のことを言います。

古い時代は男性のことも「美人」と表現していましたが、現在においては女性のみを表す言葉と解釈していいでしょう。

「美人薄命」という言葉があります。

これは、美しく生まれついた人は、病弱である、数奇な運命に弄ばれたりして、不幸であったり、命が短い人が多いという意味です。

「彼女はとても美人なのに、自分に自信が持てないようだ」「美人薄命というが、こんな若さで亡くなるとはやりきれない」などと、使います。

「綺麗」とは?

「綺麗」とは形容動詞で、複数の意味がある言葉です。

目に見えて美しく心地良い、耳に聞いて美しく心地良い、汚れがなくさっぱりしている、清潔、潔白、純潔、きちんと整っているなど、すべて「綺麗」という言葉で言い表すことができます。

「綺麗」という言葉が出てきたらどの意味合いなのか前後にある言葉から判断していきましょう。

「綺麗な人」「綺麗な音楽」「綺麗に洗った」「部屋を綺麗にする」などと使います。

「美人」と「綺麗」の違い!

「美人」「綺麗」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は見た目に美しいという意味は同じです。

ですから美しい顔をした女性に対して「美人」「綺麗」とどちらを使っても同じ意味となります。

ですが「美人」とは現代においては美しい容貌の女性という意味になります。

ですから「彼はとても綺麗な顔立ちをしている」とは言っても「彼はとても美人だ」という言い方はしませんので注意してください。

また「綺麗」という言葉は見た目が美しいという意味だけでなく複数の意味合いがあります。

「綺麗に…」という言い方をした時は、残りなく事が行われる、すっかりという意味になりますのでそちらも覚えておいてください。

例えば「借金を綺麗に返す」「都合の悪いことは綺麗に忘れた」などと、言います。

まとめますと「美人とは美しい女性」「綺麗は見た目に美しい、心地良い、純潔、純白、清潔、すっかり」ということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「美人」「綺麗」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

見た目に美しいという意味合いは共通していますが、それ以外は違う意味合いを持った言葉です。

それぞれの意味や使い方を正しく覚えて使い分けてください。