この記事では、「最新刊」と「最新巻」の違いを分かりやすく説明していきます。
「最新刊」とは?
「最新刊」とは、定期的に発刊されている雑誌類で、それ以上新しいものは存在しない発刊号がこのように呼ばれます。
言葉としては、「この雑誌の最新刊はどこ?」、「2月に発売された3月号が最新刊だ」、「最新刊は水曜日に発売するらしい」のような用い方になります。
そのように、週刊誌や月刊誌でよく使われる表現ですが、「今月発売の最新刊」といった形で、新しく発刊する書籍類を指して用いることもできる言葉です。
特に雑誌名などを指定せずに使う場合には、こちらの意味だと考えていいでしょう。
「最新巻」とは?
こちらの「最新巻」は、単行本として巻数表記がある書籍の一番新しい巻数のものに使われる言葉です。
12巻まで発刊されている漫画のコミックスであれば、その12巻が「最新巻」になります。
まだ1巻しか発刊されていない場合には、必然的にそれが「最新巻」になりますが、一般には2巻以上発刊されている対象で、どれが一番新しいものかと使う為の言葉です。
特に巻数の表記がない、週刊や月刊などの定期的な発刊物に関しても使わない表現で、上・中・下巻という形式の場合にも、あまり使われることはありません。
「最新刊」と「最新巻」の違い
「最新刊」と「最新巻」の違いを、分かりやすく解説します。
「最新刊」は、同じ雑誌類で一番新しく発刊されたもの、または新しく発刊される(された)書籍という意味で使うことができる言葉で、「最新巻」の方は、数字で巻数表記のある単行本の中で、一番新しい巻数のものを表現する為に使います。
新しく発売されるという意味で、「最新巻」も「最新刊」と表現されることがありますが、その単行本としての「最新巻」に変わりはありません。
まとめ
「最新刊」と「最新巻」は、このような違いになります。
「最新巻」は、あくまで一番新しい巻数のものという解釈なので、「最新」とは付いても、1年以上前に発刊された場合もあります。