「突然死」と「急死」の違いとは?分かりやすく解釈

「突然死」と「急死」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「突然死」「急死」の違いを分かりやすく説明していきます。

「突然死」とは?

「突然死」とは?

「突然死(とつぜんし)」とは、「循環器系・呼吸器系をはじめとする何らかの症状(内因性疾患)が出現してから24時間以内に死亡すること」を意味しています。

「突然死」には、「大動脈瘤破裂・虚血性心疾患・心室性不整脈・脳血管障害・てんかんの重積発作・急性の喘息発作」などのように死因が特定できる突然の死亡もありますが、解剖しても病気・異常を特定できない原因不明な突然の死亡も多くあります。

「突然死」は、医学的な文脈で使用されることが多く、原因が特定できなくても何らかの内因性疾患が発症・悪化して24時間以内に死亡したことを意味しています。

「急死」とは?

「急死」とは?

「急死(きゅうし)」とは、「前触れ無く急に死ぬこと・頓死(とんし)」を意味しています。

「頓死」とは、「突然、あっけなく死んでしまうこと」を意味している言葉です。

「急死」には「病気(疾患)の発症・悪化による急な死亡」だけではなく、「不慮の事故などの大怪我が原因となって急に死亡すること」も含まれています。

「突然死」と「急死」の違い!

「突然死」と「急死」の違い!

「突然死」「急死」の違いを、分かりやすく解説します。

「突然死」「急死」「短時間で急に死ぬこと」を意味している点では同じですが、「突然死」という言葉は「何らかの症状が発症してから、瞬間死(即死)も含めて24時間以内に死亡すること」を意味していて、事故の怪我による突然の死亡などには使いません。

突然死に対して「急死」というのは、「単に急に死ぬこと・あっけなく突然死んでしまうこと」を意味していて、「病気(疾患)の発症・悪化による死亡以外の急な死亡」も含んでいる違いがあります。

「急死」の表現には「不慮の事故による突然の死亡」も含まれますが、主に病気による死亡に限定される「突然死」のほうは、そういった不慮の事故による短時間での死亡には使われない違いがあるのです。

まとめ

まとめ

「突然死」「急死」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「突然死」とは「何らかの内因性疾患の症状が出現してから、24時間以内に死亡すること」を意味していて、「急死」「単に急に死ぬこと・病気や事故(怪我)などで前触れなく急に死ぬこと」を意味している違いがあります。

「突然死」「急死」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。