この記事では、「内閣」と「国会」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内閣」とは?
「内閣(ないかく)」とは、「三権分立の三権の一つである行政権を担っている日本の行政府(政府)」のことを意味する政治用語です。
「内閣」とは日本国憲法第66条第1項を根拠として、「首長である内閣総理大臣(首相)・その他の国務大臣(閣僚)で組織されている合議制の機関・政府」のことなのです。
「内閣」の仕事には、「法律執行・公務員事務の管理・予算案提出などの内政」と「諸外国との関係・貿易などを調整して条約を締結したりする外交」があります。
「国会」とは?
「国会(こっかい)」とは、「三権分立の三権の一つである立法権を担っている日本の立法府・議会」のことを意味している政治用語です。
日本の「国会」は衆議院と参議院からなる「二院制」を採用していて、法律を制定する立法府の仕事を担当する「国会」は「国会議員(衆議院議員+参議院議員)」によって構成されています。
2020年現在の国会は「衆議院議員465名」と「参議院議員245名」で構成されていて、国政にまつわる問題の議論を行い、法案の審議・採決を経た法律の制定を行っています。
「内閣」と「国会」の違い!
「内閣」と「国会」の違いを、分かりやすく解説します。
「内閣」と「国会」は「裁判所(司法)」と合わせて日本の政治の「三権分立」を担っている機関ですが、「内閣」は「行政権を担当する行政府」であり「国会」は「立法権を担当する立法府」であるという根本的な違いがあります。
「内閣」の構成員は「内閣総理大臣+各省庁の国務大臣・閣僚」であり、「国会」の構成員は国政選挙で選ばれた「国会議員(衆議院議員・参議院議員)」であるという違いも指摘できます。
「内閣」は「日本政府として内政・外交・公務員の管理・予算案策定」などの行政府の仕事を行い、「国会」は「議会における法案の議論・質疑応答を行った上での法律制定(衆参での法案可決)、国政に関する問題の議論」という立法府の仕事を行っています。
まとめ
「内閣」と「国会」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「内閣」とは「内政・外交を担っている日本の行政府で三権の一つを担う機関、内閣総理大臣を首長とする合議制で運営される日本の政府」を意味していて、「国会」は「国会議員(衆議院・参議院の議員)で構成される日本の立法府で三権の一つを担う議会」を意味している違いがあります。
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