「消滅」と「消失」の違いとは?分かりやすく解釈

「消滅」と「消失」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「消滅」「消失」の違いを分かりやすく説明していきます。

「消滅」とは?

「消滅」とは?

「消滅」とは、消えて無くなってしまうことの表現になります。

また、「惑星が消滅した」のように、その対象が比較的大きな場合(物理的な意味だけでなく、存在として)に使われる表現で、そこまででない場合には、「無くなる(なった)」「消える(消えた)」とした方が合うことも多いです。

「予定が全て消滅した」のように、形がないものにも使うことができ、「無くなる」ことを堅くした表現だと考えておくといいでしょう。

「消失」とは?

「消失」とは?

「消失」は、消えて失うことの表現になります。

「大事な書類を消失した」とすると、その書類が失われてしまったことが表現されており、どこかに消えた所為で失ってしまったといった意味で使われます。

そして、こちらも「データが消失してしまった」のように、物理的ではない対象にも使える表現ですが、「消滅」と同様に、比較的大きなものが対象となる為、「消しゴムを消失した」のようにはあまり使いません。

「消滅」と「消失」の違い

「消滅」と「消失」の違い

「消滅」「消失」の違いを、分かりやすく解説します。

似た意味になる言葉同士ですが、「消滅」は、消えてしまうことで、「消失」は、消えて失ってしまうことが表されています。

どちらも堅い表現になる為、「消滅」は、「消える」「無くなる」「消失」の方も、「失う」と言い換えた方がいい場合も多いです。

特に「消失」は、その存在自体が失われるという意味合いになる為、先の「データが消失した」と使った時には、データごと消えてしまったことになり、その一部や読み取れなくなったという意味ではなく、該当のデータそのものがすっかり消えてしまったと考えていいでしょう。

まとめ

まとめ

「消滅」「消失」は、このような言葉です。

これらの表現が使われた場合、消えたものはまず戻ってこないという含みがある為、あまり簡単には使わない方が無難です。