「複雑」と「煩雑」の違いとは?分かりやすく解釈

「複雑」と「煩雑」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「複雑」「煩雑」の違いを分かりやすく説明していきます。

「複雑」とは?

「複雑」とは?

「複雑」(ふくざつ)とは、入り組んだ作りになっている、色々な要素が絡んでいることの表現になります。

「内部を見たが、とても複雑な構造だ」と使うと、それだけ中は入り組んでいる構造だと表現していることになります。

そのような機械物に対してだけでなく、「あの3人の関係は複雑だと聞いた」のように、人同士の関係などにも使える表現で、「複雑な手続きを全て終わらせた」といったような使い方もできる言葉です。

「煩雑」とは?

「煩雑」とは?

「煩雑」(はんざつ)は、面倒に込み合っているという意味になります。

「煩雑な手続き」とすると、色々と手間が掛かる面倒な手続きという解釈になり、先の「複雑な手続き」とは多少ニュアンスが異なります。

「複雑」と表現した時には、理解や行うことが難しいという意味が含まれますが、こちらの「煩雑」は、特にそういったことはないものの、面倒で手間や時間が掛かると表現する為の言葉です。

その為、特にこの手続きのような対象に使う場合には、どちらなのかという使い分けが必要になります。

「複雑」と「煩雑」の違い

「複雑」と「煩雑」の違い

「複雑」「煩雑」の違いを、分かりやすく解説します。

「複雑」は、仕組み自体が難しいという解釈になり、「煩雑」とすると、そういった意味ではなく、ともかく手間だということの表現です。

また、「複雑」は先のように、人間関係のような対象にも使うことができ、「色々と複雑な年頃だ」のように使うと、周りの環境から色々なことや考えが絡み合ってくる年齢だという意味になり、このように使えるのは「複雑」の方だけです。

「煩雑」は、手続きや作業などに対して、面倒で時間が掛かる(ものの、特に難しいという訳ではない)場合に用いられる言葉となっています。

まとめ

まとめ

「複雑」「煩雑」は、このような違いになります。

「煩雑」は、言ってしまえば単純な言葉ですが、「複雑」の方は、しっかりと意味を覚えておきましょう。