「応援」と「支援」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「応援」の意味や使い方
「応援」とは他の人を手助けすることという意味と、声をかける、歌を歌う、心の中で祈るなど、相手を元気づけたり、上手くいくように思うことを言います。
「一人じゃ間に合わないので、応援を呼ぶ」という言い方の場合は前者の意味となります。
手助けをする、またその人のことです。
「応援合戦をする」「家で応援しています」などは後者の意味となります。
「支援」の意味や使い方
「支援」とは、他人を支えたり、助けることを言います。
「支援」の内容としては、自分自身が動いて助けることや、金銭や物品などを贈って助けることがあります。
「今、友達の活動を支援している」「支援者の一人」「支援の手」などと使います。
「応援」と「支援」の違い
「応援」と「支援」、それぞれの言葉の意味、使い方を説明しました。
どちらも似た言葉なのですが、意味合いが違いますので使い分ける必要があります。
まず「応援」ですが、こちらは、人や何かを元気づけるといった精神的なことに使う言葉です。
必ずしも実際に行動で示すわけではないのです。
ですから「心の中でいつも応援している」という言い方になります。
一方で「支援」は、自分の行動やお金といった面で実際に助けることに使います。
何もせずに「支援」とは使いませんので「心の中でそっと支援する」という言い方はしません。
この違いを覚えておきますと、使い分けは簡単にできることでしょう。
「応援」を使った例文と意味を解釈
「応援」を使った例文とその意味を見ていきます。
「応援」を使った例文1
「実際には行けないが、家で応援しているよ」
「応援」とは、歌を歌う、声をかけるなどして相手を元気づけることを言います。
しかし例文のように実際にその場にはいなくても心の中で「頑張って」など祈ることも「応援」なのです。
「応援」を使った例文2
「彼女が応援に来てくれたから、何とかお店は営業できた」
他人の手助けをする、また手助けした人のことを「応援」と言います。
例文はお店の仕事を手伝いに来てくれたという意味になります。
「支援」を使った例文と意味を解釈
「支援」を使った例文とその意味を見ていきます。
「支援」を使った例文1
「彼は口先ばかりで、支援の手を差し伸べたことはない」
「支援」とは実際に労力、金銭などを使って助けることを言います。
例文は口で色々言うだけで、実際には何も助けてくれないということを言い表しているのです。
「支援」を使った例文2
「私は友達の活動を、目立たないように支援している」
活動、事業などを助けることを「支援」と言います。
自分の行動、もしくはお金や物品を提供するということになります。
例文は友達の活動を秘かに助けているという意味合いになります。
まとめ
いかがでしたか。
「応援」と「支援」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。