この記事では、「根太」と「垂木」の違いを分かりやすく説明していきます。
「根太」とは?
「根太(ねだ)」とは、「床板を支えて補強したり安全性を高めたりするための下地材」のことを意味しています。
「根太」というのは、「厚さ12mm程度の構造用合板(下張り用床板・捨張り用床板)の下に配置される、床板を補強するための下地材」のことなのです。
「構造用合板」とその下部に配置される「根太」は接着剤や釘によって留められていますが、木造住宅では「根太」の寸法は「45×45mm・45×60mm」が多くなっています。
「垂木」とは?
「垂木(たるき)」とは、「棟(むね)から軒桁(のきげた)にかけて配置される屋根板を支える下地材」のことです。
木造建築の住宅の屋根は、外側から「瓦→アスファルトルーフィング→野地板(のじいた)→垂木」の順番で構成されています。
「垂木」を支えるための部材を「母屋(もや)」といいますが、「垂木」を配置する目的は「屋根材の重さを支えること」や「野地板を貼ること」にあります。
「根太」と「垂木」の違い!
「根太」と「垂木」の違いを、分かりやすく解説します。
「根太」と「垂木」はどちらも同じような寸法の木材を意味している言葉ですが、木造家屋のどの部分に配置するのかの違いがあります。
「根太」というのは「床板を支えて、安全性・快適性を高めて補強するための下地材」のことであり、構造用合板の下部に配置されます。
根太に対して「垂木」というのは、「屋根板を支えて補強するための下地材」のことで「棟から軒桁にかけての場所」に配置されるという違いがあるのです。
「根太」は「床板の補強材」であり、「垂木」は「屋根板の補強材」であるという違いを指摘できます。
まとめ
「根太」と「垂木」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「根太」とは「床板を支えて補強するための下地材」を意味していて、「垂木」は「棟から軒桁にかけて配置される屋根板を支える下地材」を意味している違いがあります。
「根太」と「垂木」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。