この記事では、「七味」と「一味」の違いを分かりやすく説明していきます。
「七味」とは?
「七味」とは七つの美味しい味という意味で、一般的には「七味唐辛子」の略となります。
「七味唐辛子」は、唐辛子、ゴマ、陳皮、けし、菜種、麻の実、山椒などを砕き、混ぜたものです。
「一味」とは?
「一味」とは複数の意味がある言葉です。
一定の目的を持った仲間、一種の味わい、おもむき、漢方において一つの薬種といった意味合いがあります。
「七味」「一味」として使われる場合は「七味唐辛子」と「一味唐辛子」という意味になります。
「一味唐辛子」とは、他の香辛料を加えていない、純粋な唐辛子だけのことを言います。
当然ながら見た目は真っ赤な粉状となります。
「七味」と「一味」の違い!
「七味」と「一味」の違いを、分かりやすく解説します。
うどん屋さんなどでは「七味」と「一味」が両方置いてあることが多いのですが、どちらも「唐辛子」が入っているという点では同じです。
では何が違うのかと言えば、「一味」とは「唐辛子のみ」という意味になります。
つまり「一味」=「唐辛子」なのです。
一方の「七味」とは漢字の通り七種類の香辛料が入っています。
唐辛子、ゴマ、陳皮、けし、菜種、麻の実、山椒などを砕き混ぜてありますので、見た目は純粋な赤ではありません。
まとめますと「一味とは唐辛子のみ」「七味とは七種類の香辛料」となります。
また「一味」という言葉は唐辛子という意味以外にも複数の意味があります。
例えば「盗賊の一味」などと言う言い方をする場合は、仲間、一党という意味になります。
また「一味の雨」と言ったように、仏教用語で仏の教えが平等である、一様であるといった意味もあります。
「七味」に対しての「一味」の場合は「唐辛子」という意味ですが、それ以外の意味合いもあるということを頭に入れておき、前後にある言葉からどの意味合いなのか判断するようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「七味」と「一味」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも「唐辛子」が入っていることは共通しています。
「七味」とは何か、これを機会に覚えておくようにしましょう。