皆さんは「回覧票」と「回覧表」という言葉を目にしてどのような違いがあるか終わりでしょうか?
そこでこの記事では、「回覧票」と「回覧表」の違いを分かりやすく説明していきます。
「回覧票」とは?
「回覧票」は「かいらんひょう」という読み方になります。
この「回覧票」は「業務上の連絡事項や社内イベントの連絡・告知などを実施したい内容を社内な町内会などの自治会組織内で回し読みすることを目的とした連絡文書のこと」を意味しています。
「回覧内容」を「回覧票」という文書の形にすることで、連絡事項を必要な人に確実に伝える効果があるのです。
「回覧表」とは?
「回覧表」も「かいらんひょう」という読み方になるのですが、この「回覧表」は「業務上の連絡事項・社内イベント告知などの連絡事項を必要な人に確実に伝えるための文章をどの相手に回覧していくかのリスト」のことを指しています。
言いかえると、「告知したい内容をどの相手に見せたり、回覧していくかその対象者を一覧にしたもの」となるわけです。
「回覧票」と「回覧表」の違い
では、ここであらためて「回覧票」と「回覧表」の違いを考えていくことにしましょう。
どちらの読み方が「かいらんひょう」ですが、異なる意味の同音異義語。
前述の通り「回覧票」は「業務上の連絡事項・イベントの連絡告知の内容を組織内で回し読みすることを目的とした連絡文書のこと」となりますが、「回覧表」は「回覧票を回す対象者リスト」ということになるのです。
このことから解釈が全く異なる言葉と言えます。
「回覧票」の例文
では、ここで「回覧票」の例文を2つほど挙げて見ましょう。
どのような内容になるでしょうか?
・『来月開催される社内コンテストの内容を回覧票にして社内の告知を徹底してくれ。もちろん全社メールの形の回覧票でいいよ。その方がスピーディーに告知できるからね』
・『ウチのマンションの自治会で定期的に回覧票を回してマンション内のルールを徹底させたいんだけど、皆さん共働きが多くて、回覧されるスピードが遅いのよ。いっそLINEかメールの形にした方がいいのかしら?』
「回覧票」はどうしても紙媒体のイメージがありますが、メールやLINE形式の方が効率がいいのかもしれません。
「回覧表」の例文
次に「回覧表」の例文を見て行くことにいたしましょう。
・『先週決定した取り組み内容が未だ部内で徹底されてないみたいなんだ。どの人に内容を告知したか回覧表をみせてくれないか?反応がない人は私が直接伝えるから』
・『せっかく回覧表をまとめたのに、告知内容が全然強整理されてないわ。これじゃせっかくのリストを使う必要もないわね』
まとめ
ここまで「回覧票」と「回覧表」の意味や違いを説明してきました。
同じ読み方になるだけに意味を混同していましそうになります。
言葉の意味の違いを正しく理解して適切に使えるようにしておくことが大切です。