「根拠」と「理由」の違いとは?意味を詳しく解釈

「根拠」と「理由」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「根拠」「理由」という言葉を色々な場面で耳にしたり、実際に自ら使ったことがあるかと思います。

しかし、これらの言葉の明確な意味や違いを理解で使いこなすことができているでしょうか?

そこで今回は、これら「根拠」「理由」にフォーカスして考察していくことにします。

「根拠」と「理由」各々の解釈

「根拠」と「理由」各々の解釈

まず、「根拠」「理由」のそれぞれの言葉の意味を説明していきます。

「根拠」の意味や使い方

「根拠」「こんきょ」という読み方をしますが、意味としては「基になる理由」「よりどころ」という解釈の他に、「目的遂行に必要な物資を備え支援する基地」、いやゆる「根城」という意味も持っています。

前者の意味では「判断の根拠」、後者の意味では「根拠地」というような使い方があります。

少し詳しく解説すると、「根拠」「判断などを合理的、もしくは感情的に成り立たせるための拠りどころ」であったり、「ある行動・決断の正当性を支えるための事実」ということを意味しています。

このことから、人は何か説明する時に、説得性を持たせるために、「根拠」を求めることは当然のことと言えます。

「理由」の意味や使い方

「りゆう」という読み方をする「理由」は、「物事がそのようになったわけや筋道」、または「それをそうと判断したベースとなる事柄」のことを指しています。

「理由が立たない」というような使い方ができます。

「根拠」と「理由」の違い

「根拠」と「理由」の違い

では、「根拠」「理由」には、どのどような違いがあるのでしょうか?

「理由」「わけ」ということを指していますが、これは「ある判断をした時にベースとなる事柄」が存在しています。

一方の「根拠」「ベース」となるものが存在していますが、それは「よりどころ」という意味も持っており、「しっかりした裏付けのあるもの」となります。

しかし、「理由」「想像に基づくもの」という場合もあり、これらのポイントが相違点となります。

「根拠」と「理由」各々を使った例文と意味を解釈

「根拠」と「理由」各々を使った例文と意味を解釈

ここで「根拠」「理由」各々を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。

「根拠」を使った例文と意味を解釈

「君の言っていることが正しいと判断できる合理的な根拠を示してくれませんか?」

かなり相手を追い詰めているような雰囲気を持つ例文ですが、「根拠」を示すという表現は「ある物事が成立するための理由を他の人に分かるように提示する」という意味を持っています。

したがって、「君」が自分の正当性を周りの人に理解させるためには、正当性の「根拠」を明確に言えるようにならなければなりません。

「理由」を使った例文と意味を解釈

「今回の解散の表向きの理由は新たな政治の流れを作ることですが、実際の理由は別の所にある」

「理由」とは「物事がそのようになったわけや筋道」ということになりますが、政治の世界では「本音と建て前」が横行しており、表向きの「理由」と本当の「理由」が、存在していることが当たり前となっています。

まとめ

まとめ

「根拠」「理由」の2つの言葉の意味や使い方などを紹介してきましたが、これらの違いも含めて正しく理解することができたでしょうか?

これらの言葉は、ビジネスシーンでもよく出て来る言葉なので、しっかりとマスターしておきたいものです。