この記事では、「未登記」と「登記」の違いを分かりやすく説明していきます。
「未登記」とは?
「未登記」の意味と概要について紹介します。
「未登記」の意味
「未登記」は「みとうき」と読みます。
意味は「自分が所有している土地であることを、法務省に届けて出ていないこと」です。
「未登記」の概要
「未登記」は、「不動産未登記」とも呼ばれ、自分が所有している土地であることを、国に届け出ていない状態のことを言います。
「不動産登記」は、法律的な義務ではないので、しなくても特に罰則はありません。
あくまで個人の判断に任せられているのですが、「未登記」の場合は幾つかのデメリット発生します。
1つ目は「未登記の土地は、第三者に対して所有権を主張できない」という点です。
2つ目は「未登記の土地は、融資を受ける際の担保として認められない」という点です。
3つ目は「未登記の土地は、売却したくても買い手がつかない」という点です。
これらのデメリットがあることから、登記はしておくべきなのです。
「登記」とは?
「登記」の意味と概要について紹介します。
「登記」の意味
「登記」は「とうき」と読みます。
意味は「自分が所有している土地であることを、法務省に届けて出ていること」です。
「登記」の概要
「登記」は、自分が所有している土地や所在地、種類、面積や権利などを、法務省に届け出て「登記簿」に記録することを言います。
「登記簿」は、不動産を売買する時や、融資の際に担保とする時などに照会されます。
「登記」をしていないとその土地が本当にその人のものであるか判断できません。
誰かに書類を偽造されて勝手に売却されてしまっても文句が言えないのです。
「不動産登記」は、自分の財産を守る行為と言えます。
「未登記」と「登記」の違い!
「未登記」は「自分の土地であると国に届け出ていないこと」です。
「登記」は「自分の土地であると国に届け出をしていること」です。
まとめ
今回は「未登記」と「登記」の違いをお伝えしました。
「未登記は届け出なしの土地」、「登記は届け出済みの土地」と覚えておきましょう。