「アンマッチ」と「ミスマッチ」とは、どのような状況なのか。
この記事では、「アンマッチ」と「ミスマッチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アンマッチ」とは?
「アンマッチ」は、英語で言えば“Unmatched”です。
直訳すると、マッチしないこととなり、一致しないことを「アンマッチ」と言います。
「アンマッチ」の場合、一致させたくても一致させることができる対象物はありません。
そのため、マッチすることができない状況となります。
条件が一致する相手が見つからない、同じ能力の相手が見つからない、などといった状況が「アンマッチ」となります。
「アンマッチ」は、いわば、「食い違い」や「不一致」、「相違」といった状況と同じです。
「アンマッチ」の使い方
「アンマッチ」は、「アンマッチだ」や「アンマッチが続く」などといった形で用います。
「ミスマッチ」とは?
「ミスマッチ」は英語で言えば“mismatch”です。
直訳すると、組み合わせを誤るとなり、釣り合わないことや釣り合わない者同士を意図的に組み合わせることを「ミスマッチ」と言います。
「ミスマッチ」の場合、組み合わせるものがあるものの、その相性がよくない、不釣り合いだという状況となります。
「ミスマッチ」は、いわば、「歯車の狂い」や「チグハグ」、「すれ違い」といった状況と同じです。
「ミスマッチ」の使い方
「ミスマッチ」は、「ミスマッチの状態」や「ミスマッチな組み合わせ」、「ミスマッチなコンビ」などといった形で用います。
「アンマッチ」と「ミスマッチ」の違い
「アンマッチ」は、一致するものがない状態を意味し、「ミスマッチ」は、釣り合わない状態を意味する言葉となります。
「ミスマッチ」の場合、組み合わさる相手はいるものの、様々な理由から釣り合わないことを意味しますが、「アンマッチ」の場合は、そもそも一致するものがありません。
この違いが大きな違いとなります。
「アンマッチ」の例文
・『彼の場合、スキルと経験が当社にはアンマッチではないだろうか』
・『社風とアンマッチだった私は、結局、2年で退職することになりました』
・『なぜ、採用者と当社とではアンマッチが続いているのか、検討する必要がある』
・『アンマッチばかりが続くと、気が重くなってしまいます』
「ミスマッチ」の例文
・『夫は、ベストな組み合わせというが、私にはミスマッチとしか思えない組み合わせです』
・『ミスマッチだと思う組み合わせでも、時には美味しい場合もあるのが料理の醍醐味です』
・『せっかちな人とのんびりな人とのミスマッチな組み合わせ』
・『お金持ちの彼女と貧乏な僕とは、ミスマッチなカップルだと言われています』
まとめ
このように、「アンマッチ」と「ミスマッチ」は、全く異なった状況を表す言葉です。
そのため、決して混合することなく使い分けることが大切です。
一致するものがあるのかないのか。
あっても、そのものとの関係はどんな感じなのか。
それらを踏まえ使い分ける必要があります。