「困惑」と「混乱」の違いとは?分かりやすく解釈

「困惑」と「混乱」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「困惑」「混乱」の違いを分かりやすく説明していきます。

「困惑」とは?

「困惑」とは?

「困惑」とは、「どうしたらいいかわからない」という心境になり、戸惑うことを言います。

「困惑」は心の状態を表すと覚えておくといいでしょう。

「彼から聞いた話は突然過ぎて、私は困惑している」「あなたの行動に、家族の皆さんが困惑している」「困惑する暇があったら、目の前の片付けをしてくれ」などと、使います。

「混乱」とは?

「混乱」とは?

「混乱」とは、秩序がなく、入り乱れることを言います。

色々な物事が一度に重なり、訳がわからない状態になっていることでもあります。

「社内は、一時的に混乱したが今は大丈夫」「頭の中が混乱して、考えがまとまらない」「あの事件は、世間に混乱状態を招いた」などと、使います。

「困惑」と「混乱」の違い!

「困惑」と「混乱」の違い!

「困惑」「混乱」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は「わからない」といった意味合いは共通していますが、違いがありますので混同しないようにしてください。

まず「困惑」というのは、予想外のことが起こり、対処法がわからないといった気持ちを表しています。

ようするに個人の感情、状態といった比較的狭い範囲のことです。

一方の「混乱」は物事の正しい順序がなく、入り乱れている、色々な物事が一緒になり訳がわからないといった状態や状況を表しています。

例えば事故などが起こり、電車が停まったり遅れたりすることを「ダイヤが混乱している」と言いますが「ダイヤが困惑している」とは言いません。

人に使う場合は「どうしていいかわからない」時は「困惑」で、「物事が同時に起こって訳がわからない」時は「混乱」となります。

似た印象の言葉ですが、違いを覚えておいてください。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「困惑」「混乱」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「わからない」といった意味合いは同じですが、違いは「困惑はどうすればいいかわからない」「混乱は入り乱れて訳がわからない」となります。

意味を理解して、使い分けるようにしましょう。