「字体」と「書体」の違いとは?分かりやすく解釈

「字体」と「書体」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「字体」「書体」の違いを分かりやすく説明していきます。

「字体」とは?

「字体」とは?

「字体」とは、字のもつ骨格、または概念となる言葉で、同じ字にいくつかの種類がある場合によく用いられる言葉です。

例えば、「高」という漢字には、「髙」という表現もあり、「斉」にも、「斎」があるという具合です。

苗字が「斎藤」という人に対して、「斉藤」と書いてしまうと、「字体が違うよ」と指摘されるといったことになり、「漢字が違うよ」と言っても構いませんが、このような場合にこそ使われる表現です。

「書体」とは?

「書体」とは?

「書体」とは、「フォント」と言い換えると分かりやすいでしょう。

PCではそちらの方で定着しており、明朝体やゴシック体、毛書体などといった字自体の見た目のことになります。

多くの種類が存在し、OSに標準でインストールされているものの他には、いくつかがセットになったフォントパックといった形での提供が多く、気に入った「書体」のみをダウンロードすることもできます。

提供は有料の場合がほとんどですが、中には自作のものが無料で公開されているケースもあります。

「字体」と「書体」の違い

「字体」と「書体」の違い

「字体」「書体」の違いを、分かりやすく解説します。

「字体」は、例として挙げた「高」「髙」のように、字の骨格や概念となる言葉です。

この2つの漢字は区別の為に、後者は「高いのはしごの方」などと呼ばれます。

この「はしご」とは、「高」では「口」となっている上の部分が「はしご」のように見えるからで、俗的な言い回しながら、多くの場合でこれで通じます。

「書体」は、字自体の形のことで、明朝体やゴシック体といった「フォント」のことです。

その「フォント」の日本語訳となる言葉で、色々なものを使い分けることで、インパクトのある文章にすることができます。

まとめ

まとめ

「字体」「書体」は、このように違います。

「字体」の説明は、言葉では難しいですが、前述のように、「斉」「斎」ではこれが違うということだと説明すると分かりやすいでしょう。