この記事では、「遂行」と「実行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「遂行」とは?
「遂行」の意味と使い方について紹介します。
「遂行」の意味
「遂行」は「すいこう」と読みます。
「ついこう」と読み間違わない様に注意しましょう。
意味は「与えられた任務や仕事を最後までやること」になります。
「遂行」の使い方
「遂行」は、名詞として助動詞を伴い「遂行する・した」として使うことが多くなります。
「遂」は「成し遂げる」で、「行」は「おこなう」という意味で成り立っている言葉です。
「ものごとをやること」だけではなく、「最後までやり終えること」を意味しています。
ただし、現在進行中であっても「遂行中」「遂行しつつある」など、「最後までやり終えることを前提に」使われることもあります。
「実行」とは?
「実行」の意味と使い方について紹介します。
「実行」の意味
「実行」は「じっこう」と読みます。
意味は「実際にやること」「刑法で、故意に犯罪を起こした人」「コンピュータのプログラムを走らせること」になります。
「実行」の概要
「実行」は、名詞として助動詞を伴い「実行する」と使う他に、「実行犯」「実行可能」「実行委員」など、複合語として使います。
「実」は「本当のこと」「絵空ごとではない」という意味で、「本当にやること」を強調しています。
現在計画中であったり思い描いているのことを、本当にやる時に使われる表現で、「強い意思を持って何かをする」というニュアンスがあります。
つまり、日常的な動作に関して「買い物を実行する」「歯磨きを実行する」などとは使いません。
「遂行」と「実行」の違い!
「遂行」は、「ものごとを最後までやり終えること」です。
「実行」は、「強い意思を持って本当にやること」です。
まとめ
今回は「遂行」と「実行」の違いをお伝えしました。
「遂行」は「最後までやること」で、「実行」は「本当にやること」と覚えておきましょう。