この記事では、「ゾロ目」と「キリ番」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ゾロ目」とは?
「ゾロ目」には3つの意味があります。
1つめは、2つのサイコロを振って同じ目がでることです。
手の中に2つのサイコロがあります。
これをふって机などに出しました。
出た目は一つが2、もう一つも2です。
こういった、同じ目がでることを意味しています。
2以外についても、同じ目であれば「ゾロ目」といいます。
2つめの意味は、連勝式の競馬や競輪で、同じ枠内の馬や選手が1着・2着になることです。
連勝式とはかけ方のことで、1着と2着を組みにして当てる方法です。
連勝式には、枠番連勝複式、馬番連勝複式、枠番連勝単式、馬番連勝単式といったいくつかの種類があります。
3つめの意味は、すべての桁の数値が同じことです。
紙幣にはアルファベットとともに6桁の数字が印刷されています。
この数字がたとえば「111111」となったときに「ゾロ目」といいます。
1以外の数字についてもすべての桁が同じであれば「ゾロ目」です。
ナンバープレート、郵便番号の消印、レシートの金額などについてもいいます。
「ゾロ目」の使い方
同じ数がそろうという意味で使用をします。
この意味では2つのサイコロの出た数や、ナンバープレートや紙幣の番号などについていいます。
競馬や競輪などの場合は同じ数字であることをいうのではなく、同じ枠内で1着・2着になることをいいます。
「キリ番」とは?
インターネット上のアクセスカウンターに表示されるキリのよい数字のことです。
インターネット上のサイトによっては、アクセスカウンターを設置しており、訪問者の数を表示しています。
サイトに人が訪れるたびに、数値が1ずつ増えていきます。
この数値が1000、20000など、キリがよい数値になることを、この言葉は意味しています。
10もキリがよい数字ですが、数値が小さすぎるので「キリ番」とはいわないことが一般的です。
もう少し大きい数で、先頭が1、その後の数字がすべて0になったときのことをいいます。
また、先頭が1以外の場合でも末尾の2桁くらいまでが0のものもいいます。
「キリ番」の使い方
切れ目がよい数字を指して使用します。
主にインターネット上のアクセスカウンターの数値についていいます。
「ゾロ目」と「キリ番」の違い
どちらも数字に関係する言葉ですが、同じものを指しているのではありません。
前者の言葉は同じ数字が並ぶことです。
後者の言葉は切れ目がよい数字のことです。
1000は切れ目がよい数字で、先頭の1以降に0が続いています。
しかし、「ゾロ目」はすべてが同じ数字のことなので、先頭に1がついている1000などは「ゾロ目」とはいいません。
この場合は「キリ番」です。
まとめ
数字に関係する2つの言葉ですが同じ意味なのではなく、一方は同じ数字が並ぶこと、もう一方やキリがいい数字になることを意味しています。