「臥薪嘗胆」と「捲土重来」の違いとは?分かりやすく解釈

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「臥薪嘗胆」と「捲土重来」の違い違い比較
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苦しい状況に耐える様子を意味する言葉として「臥薪嘗胆」「捲土重来」があります。

どちらも似たような状況で使われることが多いですが本来の意味は全く異なります。

今回は、「臥薪嘗胆」「捲土重来」の違いについて解説します。

「臥薪嘗胆」とは?

「臥薪嘗胆」とは復讐や挽回を誓って苦労に耐えることを意味する故事成語です。

「臥薪嘗胆」は11世紀後半に成立したと伝えられる「擬孫権答曹操書」に由来します。

戦争により越に敗北した呉の国の武人夫差が復讐のために薪の上で臥せる苦労を厭わずを肝を嘗めその苦さで屈辱を忘れないように誓ったエピソードが元になっています。

本来的には怨み屋復讐心を忘れないという意味を持つ言葉ですが現在では悔しさや苦しみを忘れずに努力するという意味で用いられています。

将来的な成功のために一時的に屈辱的な状況に甘んじ努力を怠らないのが「臥薪嘗胆」です。

「臥薪嘗胆」は現在苦しい状況にあることを表現するのにふさわしい故事成語です。

復讐や挽回を目指していても十分に満たされた環境にあるときはふさわしい表現ではありません。

ことを成し遂げるために辛酸を嘗めている状況を表しています。

「臥薪嘗胆」の使い方

・幕下まで番付を落としてしまったが臥薪嘗胆の気持ちで奮起する。

・落ちぶれたとはいえ食べていけるだけの収入があるのだから臥薪嘗胆と言うのは大げさだ。

・理不尽な命令にも臥薪嘗胆の気持ちで耐えぬく。

・10年もの臥薪嘗胆の末、見事敵を討ち果たした。

「捲土重来」とは?

「捲土重来」とは「一度は敗れ落ちぶれたものが再起を期して反撃に出ること」という意味を持つ言葉です。

「捲土重来」「捲土」は砂煙を挙げる様子を表しており非常に勢いがある要素を例えています。

「重来」は再びやってくる、つまり再起を表しておりつなげると「砂煙を巻き上げるほどのものすごい勢いをもって復活を目指して行動する」という意味になります。

「捲土重来」の使い方

・捲土重来をめざして軍資金集めに奔走する。

・我が社の新製品は捲土重来を期して開発された最高の製品だ。

・昨シーズンは怪我で苦しんだが捲土重来を胸にキャンプに臨む。

・落選したが捲土重来を胸に地元での政治活動に力を入れる。

「臥薪嘗胆」と「捲土重来」の違い

「臥薪嘗胆」が辛く苦しい状況を耐えている状態を意味するのに対し、「捲土重来」は再起のために勢いを持って行動することを意味します。

復活のために耐え忍んでいる途中の状況が「臥薪嘗胆」であり、耐え忍んだ後に再起を期して行動を開始すると「捲土重来」になります。

どちらも一度は手に入れていた栄光を手放してしまった後に返り咲きを狙う状況に使われる言葉ですが苦労している最中なのか、巻き返しのために行動しているのかで使い分けられます。

まとめ

「臥薪嘗胆」「捲土重来」は普段よく使う言葉ではありませんが文章などではそれなりに見かける機会も多く、正確な意味を知っておかないと誤解や勘違いの原因になります。

それぞれの正しい意味を知りふさわしい言葉遣いをめざしてください。

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