「陽キャ」と「パリピ」の違いとは?分かりやすく解釈

「陽キャ」と「パリピ」の違い新語・ネット語

この記事では、「陽キャ」「パリピ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「陽キャ」とは?

「陽キャ」【ようきゃ】は「陽気なキャラクター」を略した若者言葉です。

一般に、明るくて社交性のある人気者が「陽キャ」と認識されています。

「陽キャ」は、陰気でオタクっぽいキャラクターを意味する「陰キャ」と共に、2020年前後から10代の間で多用されるようになりました。

「陽キャ」は、明るく友達が多く、おしゃれでモテる、といったポジティブなイメージが持たれています。

中高生にとって、自分が「陽キャ」「陰キャ」かという問題は、学校生活やSNS上の自分のポジションを決めるうえで重要です。

というのも、学校生活やSNS上で自然と生まれるヒエラルキー(階級、力関係のようなもの)においては、「陽キャ」のほうが「陰キャ」よりも圧倒的に優位だからです。

「陰キャ」は彼らのコンプレックスになりやすく、「陰キャ」として自虐したり、学校やSNS上では「陽キャ」に見えるよう努力する人も少なからずいます。

意味の近い言葉には、ネットスラングの「リア充」(実生活が充実していること)や「イケてる」(魅力的なこと)、1980年代に流行した「根明」【ねあか】(性格が明るいこと)などが挙げられます。

「陽キャ」の例文

・『陽キャのグループには、クラスの中心メンバーが集まっている』
・『この人、陽キャを装っているけどしゃべり方が陰キャっぽいな』

「パリピ」とは?

「パリピ」「パーティピープル」という意味で、パーティなどのイベントに集まって盛り上がること、あるいはイベントで騒ぐことが好きなノリのいい人たちを指します。

「パリピ」は英語の“party people”を母語発音した時に聞こえる「パーリーピーポー」を略したものです。

同名の楽曲がリリースされたことやメディアでパフォーマンスが取り上げられた影響により「パーリーピーポー」「パリピ」という言葉が流行し始めました。

“party people”にはパーティを好む人という意味がありますが、一般に「パリピ」といえば「頻繁に仲間とパーティを開く社交的な人たち」「クラブやイベントに行って派手に騒ぐのが好きな人たち」などがイメージとして定着しています。

派手な遊び人、大声で騒いで怖い、といったネガティブなイメージが付きやすく、タイプの違う人から苦手意識を持たれることも少なくありません。

「パリピ」の例文

・『パリピの集団が、夜な夜なクラブで遊びまくっている』
・『今夜は朝までパリピ!』

「陽キャ」と「パリピ」の違い

「陽キャ」「パリピ」の違いを、分かりやすく解説します。

「陽キャ」は明るく社交的で人気者になるタイプのキャラクターです。

しばしば、暗い「陰キャ」と対比されます。

「パリピ」は友人と集まってわいわい騒ぐこと、イベントに繰り出して派手に騒ぐのが好きな人たちのことです。

「陽キャ」は性格や言動に伴うポジティブな印象を表したものですが、「パリピ」はイベントに集まって騒ぐ人を指しているところが異なります。

ただ、社交的な「パリピ」「陽キャ」の集団であることは、容易に予想できます。

まとめ

「陽キャ」「陰キャ」の正反対で明るい性格の人という意味を持ちます。

友達とワイワイ騒ぐ「パリピ」「陽キャ」そのものですが、「陽キャ」「パリピ」の意味自体は違います。

意味の違いを把握して適切に使い分けられるようにしましょう。