この記事では、「離れる」と「放れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「離れる」とは?
「離れる」は「はなれる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「くっついているものの片方が動いて別々になる」という意味で、ぴったり付いているものの片方が動いて分かれることです。
2つ目は「ある物との間に隔たりができる」という意味で、ある地点から遠ざかることです。
3つ目は「2つの物の間に距離がある」という意味で、2つのものの間に数値的な距離があることです。
4つ目は「一緒にいるものが別々の状態になる」という意味で、集合していたものがバラバラの状態になることです。
5つ目は「関係がなくなる」という意味で、ある人やものごととの縁が切れることです。
上記に共通するのは「くっついていたものが分かれる」という意味です。
「離れる」の使い方
「離れる」「くっついているものの片方が動いて別々になる」「ある物との間に隔たりができる」「2つの物の間に距離がある」「一緒にいるものが別々の状態になる」「関係がなくなる」という意味で使われます。
動詞として「離れる・離れた」と使われたり、副詞として「離れて」と使われたりします。
基本的に、それまでくっついているものの一方が移動して分かれることや、人やものごととの関係を断つことに使われる言葉です。
「放れる」とは?
「放れる」は「はなれる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「つながれていたものが自由になり去る」という意味で、束縛が解かれてその場から遠ざかることです。
2つ目は「固定されていたものが外れて動き出す」という意味で、動かない様にされていたものが 3つ目は「束縛から解かれて自由になる」という意味で、精神的に縛れていたものがなくなり、自分の好きにできることです。
上記に共通するのは「つながれていたものから解かれる」という意味です。
「放れる」の使い方
「放れる」は「つながれていたものが自由になり去る」「固定されていたものが外れて動き出す」「束縛から解かれて自由になる」という意味で使われます。
動詞として「放れる・放れた」と使われたり、副詞として「放れて」と使われたりします。
基本的に、それまで束縛されていたものから解かれて動き出すことに使われる言葉です。
「離れる」と「放れる」の違い
「離れる」は「それまでくっついているものの一方が移動して分かれること」「人やものごととの関係を断つこと」という意味です。
「放れる」は「それまで束縛されていたものから解かれて動き出すこと」という意味です。
「離れる」の例文
・『ムクドリの群れが大木から飛んで離れる』
・『大きな絵画は離れて鑑賞した方がよい』
・『ここから駅まではかなり離れているので歩くのは無理だ』
・『両親が離婚したので家族が離れて暮らすことになった』
「放れる」の例文
・『飼い犬が鎖から放れない様にする』
・『風船が手から放れる』
・『束縛する彼氏からやっと放れられた』
・『子供から手が放れるまでは離婚できない』
まとめ
今回は「離れる」と「放れる」について紹介しました。
「離れる」は「一緒だったものが分かれる」、「放れる」は「束縛から解かれる」と覚えておきましょう。