「簡単」と「簡潔」の違いとは?分かりやすく解釈

「簡単」と「簡潔」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「簡単」「簡潔」の違いを分かりやすく説明していきます。

「簡単」とは?

「簡単」とは?

「簡単」は、原則が物事を簡素に考えることで言ってしまうと、おおざっぱに物事をとらえて容易であると考えるのが「簡単」です。

よって、「簡単」とは難しいという言葉の反対である必要があり、難しいことを意味しません。

「簡潔」とは?

「簡潔」とは?

「簡潔」は要領を得ていて内容を把握できることがとても重要で物事などを単純にみる点は「簡単」と同じですが、内容を重視しており、内容が把握できないと「簡潔」とは言いません。

「簡単」と「簡潔」の違い

「簡単」と「簡潔」の違い

両者の違いは、物事において容易であると考えることであるか、詳細をまとめ上げ、十点だけを要領よく述べているかです。

「簡単」は、物事を単純に考え、難易度が低いことを指し、「簡素」は内容をわかりやすく短くまとめ上げたものだと考えるとよいでしょう。

「簡単」の例文

「簡単」の例文

・『簡単なクイズを出題する』
この言葉は、容易に答えられるクイズを出すというもので、主観で簡単に答えられると述べているのがポイントです。

「簡単」は、主観が入るが故、実はクイズを出題され、答える側は難しいと考えることもあり、必ずしも、難易度が低いことであると言い切れません。

よってこの場合は、単純なクイズという意味に解釈し、難易度が低いと解釈しません。

・『簡単に授業を行う』
この例は、授業を簡素に行い省略という形で手短に授業を行うというもので、授業の内容については言い方が悪いのですが、理解しないものが存在してもよいと考えています。

「簡単」は、理解を求めていないが故、理解できないものの存在があっても成立し、この場合、授業内容を理解できない者がいてもよいとしているのです。

「簡潔」の例文

「簡潔」の例文

・『借金の返済法について簡潔に述べる』
この例は、借金の返済方法について第3者が理解できるようまとめ上げて方法を述べるというものです。

「簡潔」は理解が重要なまとめのようなものでこのケースでは、第3者が借金の返済法に理解を示し、ゴーサインを出さないと借金の返済法としては不成立となります。

・『事件の概要を簡潔に話す』
この例は、事件が起きた時のことを要領よく話すというものです。

つまり、おおよその出来事をまとめ上げたうえで、相手が理解できるよう説明したという例になります。

まとめ

まとめ

「簡単」「簡潔」は、両者は主観で実のところ第3者に話をした際、理解してもらえなかったり、難しいと第3者が感じた場合、両者の言葉は単なる主観でしかありません。

よって、「簡単」は難易度が低いことを指したり、ものすごく重要なことを端折って手短に説明することですが、理解してもらえずとも一応成立しますが、「簡潔」は理解してもらえないと不成立です。

なぜなら、「簡潔」は、理解してもらうことが重要なので相手の理解を得られない場合不成立となります。

「簡単」は複数の意味を持ち、単純で分かりやすいという意味と、端的に物事を見るという側面があるため、言ってしまうと理解を得ることはどうでもよいわけです。