「仲間」と「同志」の違いとは?分かりやすく解釈

「仲間」と「同志」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「仲間」「同志」の違いを分かりやすく説明していきます。

「仲間」とは?

「仲間」とは?

「仲間」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「仲間」「なかま」と読みます。

「仲間」「一緒に物事をする間柄。

その人」
という意味があります。

例えば、夜になると居酒屋に集まって、一緒にお酒を飲む友達がいるかもしれません。

このような人を「飲み仲間」と言います。

次に「仲間」には「地位や職業などの同じ人々」という意味があります。

例えば、会社に就職して、会社員となった時、「ついに、会社員の仲間入りだ」などと言うかもしれません。

この「仲間入り」というフレーズは、よく使うフレーズで、「取締役の仲間入りを果たす」とか、「企業家の仲間入りをした」などという使い方ができます。

さらに「仲間」には「同じ種類のもの」という意味があります。

例えば、狼は、犬と同類になります。

そのため、「狼は犬の仲間だ」と言うことができます。

他にも、「人間は猿の仲間だ」などと言うことができます。

「同志」とは?

「同志」とは?

「同志」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「同志」「どうし」と読みます。

「同志」「志や主義、主張を同じくすること」という意味があります。

なにかしらの志を同じく持っている人、主義主張を同じくしている人を見たとき、「同志」という言葉を使うことができます。

例えば、幕末の時代、天皇を担ぎ上げた「尊皇派」と、幕府を担ぐ体制派に分かれて血で血を争う戦いをしていました。

このような時、尊皇派のメンバーは「尊皇派の同志」と言うことができ、体制派のメンバーも「同志」と言えるのではないでしょうか。

同じ考えを持つ人を集めるときは、「同志を集う」などと言います。

尊皇派のメンバー同士が殺し合いになった場合は「同志打ち」などと呼ぶことができるかもしれません。

「仲間」と「同志」の違い

「仲間」と「同志」の違い

「仲間」「同志」の違いを、分かりやすく解説します。

「仲間」「一緒に物事をする間柄。

その人」
また、「地位や職業などの同じ人々」という意味があります。

一方で、「同志」「志や主義、主張を同じくすること」という意味があります。

このように、何かを一緒にする人、また同じ地位や職業の人を「仲間」と言い、志を同じくする人を「同志」と言います。

先述した尊皇派のメンバーは、地位や職業も、していることも同じなので、「仲間」と呼ぶこともできるでしょう。

さらに志を同じくしているため「同志」と呼んでいます。

そのため、「同志」「仲間」という言葉の中に含まれて、さらに、志や主義主張を同じくする人に限り、「同志」と呼ぶといいのではないでしょうか。

まとめ

まとめ

「仲間」「同志」の違いについて見てきました。

「仲間」の中でも、主義主張を同じくする人は「同志」と呼ぶことができることが分かりました。

みなさんの「仲間」の中に、「同志」がいないかどうか確かめてみるといいかもしれません。